今日の3題です。
本日も英語表現クイズ3題、そして少しの文法解説におつきあいください。
別の部屋で仕事をしている同僚にお客さんが来ました。ちょっと私が行って知らせてあげよう・・・
1) 「彼女を呼んできます」
callは使いません。
I’ll go get her. A
「呼ぶ」だからcallかな。”I'll call her.”かな、と考えた方、惜しいです!
こう言うと、「電話をする」とか「(大声で)呼ぶ」になってしまいます。
実際に呼びに行ってあげるなら”go get+人”です。
これについては下でもう少しお話しします。
次です。
バス、電車などから降りる際によくこう声をかけますね。
2)「物を置き忘れないように」
behindを使ってください。forgetは使わないです。
Make sure that you leave nothing behind. E
Make sure + that節は「確かに~しなさい」です。(出ました。that節。つまり、ここに普通の文を一つ置きましょう、ということです)
ここではleaveは「~を置き忘れる」という他動詞です。
leave ~ behindは、文字通り「~を置き去りにする」「~を後ろに残してくる」ですから、「何も残すな」=「置き忘れをするな」ですね。
アメリカに"No Child Left Behind (NCLB)"という法律がありした。「落ちこぼれ防止法」と日本語に訳されることもありますが、これは文字通り訳すと「どの子も置き去りにしない」法、ですね。現在は州ごとに取り組みが違うようです。
どの国においても、本当にこれが実現するならば・・・
What a beautiful world it would be!
最後に行きましょう。
英会話の練習中です。何度もつっかえてしまいます。あ~、本当に恥ずかしいと言っているあなたへ。ネイティブの先生よりこの一言。
3)「恥ずかしがることではないよ」
There’s nothing to be embarrassed about. E
You don’t need to be embarrassed about it.
こういってもいいと思います。
さて、「恥ずかしい」をbe ashamed ofを使って答えた方。Close! 惜しい!
be ashamed ofは何かいけないことをした、などでその行為が「恥ずかしい」という場合です。辞書には「道徳的に間違ったことをして」とか「良心の呵責から恥じている」などと説明が見られます。
He is ashamed of his idleness. (彼は怠けたことを恥じている)
辞書にはこの例文がありました。
英語がうまく話せないからと言って、悪いことをしたわけではないので、be embarrassed aboutの方を使います。
では、似た表現を言ってみましょう。
「心配することはないよ」 どうぞ。
There’s nothing to worry about. E
できましたか?
I'll go get her.
「彼女を呼んできます」でこの表現を紹介しました。
似たような表現で、言ってみましょう。"f"で始まる単語なのですが、
「ちょっと携帯取ってくる」はなんと言いますか?
I'll fetch my cellphone.
です。もちろん、go get my cellphoneも同じ意味ですし、fetchは「人」にも使えるようです。ということは、上の例文はI'll fetch her.でも良い、ということです。
受験英語のイディオム集などにsend for ~「(人を)呼びにやる」があります。
「お医者さんを呼んでくる」
I'll send for the doctor.
これは、電話ではなく実際に呼びに行くということなのですが、古いドラマで実際にお医者さんの所まで行き、ドアをどんどん叩いて、お願いします!としているようなイメージがあります。そうなると、電話がこれだけ発達した現代ではどうなのでしょうか?ネイティブに聞いてみたいところです。
ネイティブに確認しました。やはり、古い表現だそうです。「今は皆さん、電話使いますからね」とのこと。
それでも、表現としてsend for + 人、を覚えておかれるとよいと思います。本やドラマで出会うかもしれません