今日の3題です。
声に出していきましょう!I want to hear you speak in English!
これを書いている今、窓の外を見ると雪が降っておりまして・・・それでこんな文を言ってみましょう。
1)「雪が本降りになってきた」
It started to snow in earnest.
in earnestは「まじめな」「まじめに」と人を表すのですが、ここでは「本格的に」「本格的な」で使っているようです。あるネイティブがこんな表現しない、聞いたことない、とうのでネットで調べた例文を見せると"Seriously??"と驚いていました。(別のネイティブは、ちょっと気取った表現かもしれないが使うよ、と言っていましたが。)
じゃあもっと一般的な表現は何でしょうか。
It started to snow hard.
It started to snow heavily.
中学の早い時期に習うhardやheavily(ここはどちらも副詞です)の方が、わかりやすいですかね。
お天気については後ほどもう少しお話させてください。
次です。雪を見ながらなんかぼっ~としてしまいました。そこへ友人が話しかけてきたので・・・
2)「ぼんやりしていました」
いろいろな言い方ありますが、spaceと言う語を使ってみましょうか。
I was spacing out.
これは間違いなく「ちびノート」に書き留めてあるのですが、どのノートかわからず符号なしです。
他にも色々ありますので、4つ紹介しておきます。全て、ぼ~っとしちゃってた、という時に使って下さい。
My mind wandered. M
I was miles away.
I was zoning out.
I was in my own little world.
最後の以外は全て「英会話」や「やさしいビジネス英語」で学習した表現です。最後のはネイティブが教えてくれました。これが一番かわいいです
では3問目は、passが入ったイディオム表現です。
3)「その本、君が終わったら、彼女に回してくれる?」
When you’re finished with the book, will you pass it on to her? E
pass on A to Bで「AをBに回す」という意味になります。(伝承などのように「伝える」でも使います)pass on itとは言わないので注意して下さい。pass on のように「動詞+副詞」でできた表現(群動詞ともいいます)では、代名詞は間に挟みます。pass on the book, pass it onです。
では、会社勤めの皆様。こんな表現を会話で使うことあるのでは。
「彼女の履歴書を人事部に回して下さい」
Please pass her resume on to the Personnel Department. E
言えましたか?「履歴書」はフランス語で、二つのeにアクセント記号みたいなのがついたスペルが正式なのでしょうが、最近ではすっかり英語としてこのスペルで使われております。「再開する」のresumeと同じスペルですが、発音が違うので注意です。カタカナ表記しますと「再開」が「レジューム」なのに対して、「履歴書」は「レジュメぃ」です。curriculum vitae(略してCV)も使うようです。こっちの方が発音しにくいですね。一つ覚えていればよいと思います。
雨に関する表現いくつか
まだ英会話を始めた頃。「ちびノート」Aの時代。「イギリス人は日本人と同じで天気の話をよくするのですよ」と教室でも習いました。「頻出英文」とかいう名前のつく大学入試用の問題集でも、少し前までは「イギリス人とお天気の話」のような文章はわりとあったと記憶しております。今でもないわけではないでしょうが・・・。
では、いくつか雨に関するものを紹介します。それぞれ、すぐ下に英文が出ていますから、言ってみてから確認して下さい。
さっきは「本降り」でしたので・・・
「雨はあがった?」
Has it stopped raining? A
まだやんではないのですが、
「小降りになりました」
It’s letting up now. A
強くはないですけど、
「パラパラ降っています」
It’s sprinkling. A
sprinkleは「スプリンクラー」でおなじみになっている英語ですが、動詞で「水をまく」です。シャワーのようなものでまくイメージです。自動詞になると「雨がぱらつく」ですね。
なお、今紹介した3つの文は全て、snowで言うことができます。
「土砂降りだ」をIt is raining cats and dogs.というの、聞いたことありませんか?辞書にあるし、受験の時はちゃんとイディオム集で覚えましたよ
ネイティブに聞いてみたところ、「頻繁にではないにしても、使いますよ」とのことでした。この表現のoriginを知ってるか?というので教えてもらったところ・・・昔々、家々の屋根はわらでできておりました。その屋根の上を、犬や猫が寝床として使っていました。ところが大雨が降ってしまうと、屋根は崩れ、犬も猫も雨と一緒に落っこちてきた!のだそうです。O M G ! (鉄拳さん風に言うと「こんな家はいやだ」でしょうかね。)
ただし、It is snowing cats and dogs.とは言わないようです。