はい、こんにちは。
CPMはせがわです。
今回は、前回 に続きまして…
不動産にもシェアリングエコノミーが浸透
~モノに価値がある時代から体験に価値がある時代へ~
について、お話していきたいと思います。
■マッチングサイトの急増と業態の変化
不動産業界における
シェアリングエコノミーは
そのほとんどがマッチングサイトを
提供するということで運営されています。
サービスを提供している運営業者は
不動産を持つことなく
サービスを提供できるため
参入障壁が低く、
新しいマッチングサイトが
続々と生まれています。
その結果、今まであった
貸会議室運営のような
スペースを貸し出すサービス と
シェアリングエコノミーにおける
マッチングサービス が
衝突する場面もよく見られます。
このように、不動産を扱う賃貸業
という点では似ていても、
ビジネスの業態の変化が見られるのです。
■シェアリングサービスに潜む危険と今後の課題
不動産業におけるシェアリングサービスで
一番問題になるのが、
トラブルがあった時の責任の所在
をいかに考えるかという点です。
AirB&Bはシェアリングエコノミーの
先駆者であることもあって、
自ら盗難や損壊に対する
補償制度を用意したり、
カスタマーサービスを充実したりするなどの
対策をとっていますが、
他のサービス会社はまだまだ遅れています。
三井住友海上は民泊向けに
保険商品を開発し提供していますが、
カーシェアや物品のシェアリングについては、
いわば当事者責任となっており
所有者が泣き寝入りしなければ
ならないこともあります。
今後シェアリングサービス市場を
さらに拡大していくためには、
政府・民間が一体となって
個人間取引のルールを検討することが
必要になってくるのでしょう。
また、現在人気のあるサービスは、
単に遊休資産をマッチングさせるだけではなく
何らかの付加価値を提供していることが多いです。
例えば、WeWorkでは
起業者同士の交流会の開催や
飲食の提供など
シェアリング以外のサービスが充実しています。
その付加価値をどのようにして提供していくかが
今後のシェアリングサービス業界を
生き残っていく鍵になると思います。
というわけで、今回はここまでです。
また次回お会いしましょう。
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