どうも、こんにちは。
CPMはせがわです。
今回のテーマはこちら!
不動産にもシェアリングエコノミーが浸透
~モノに価値がある時代から体験に価値がある時代へ~
と、いう事でですね、
「シェアリングエコノミー」 という言葉が浸透してから
数年が経過しました。
サービス内容も多様化し、身近な存在なったことから、
皆さんの生活の中でも頻繁に使う
シェアリングサービスがあるのではないでしょうか。
今回は不動産業界のシェアリングサービスと
今後の展開について考えてみたいと思います。
代表的な不動産業界のシェアリングエコノミー
シェアリングエコノミーによるサービスは、
「遊休資本を利用者に貸し出すことによって
その利用価値を共有する」 こと、
そして所有者と利用者をマッチングすることにより
利益を上げるサービスです。
2019年度の国内シェアリングエコノミー市場は
1,132億円とされ、今後さらに拡大していく見込みです。
( ※矢野経済研究所矢野経済研究所調べ )
これはサービス事業者の売上高に
着目した数字ですので
実際の利用者の支出金額は
この10倍以上になるでしょう。
若者のクルマ離れに代表されるように、
主にミレニアル世代(2000年代初頭に成人した世代)
を中心に、所有に固執せずつながりや
経験を大切にする消費行動が
みられるようになりました。
衣服やバッグ、貴金属をシェアしてもらい、
インスタにアップしてまた次の服やバッグを
シェアしてもらうという行動は、
その「モノ」自体を所有することに価値を見出すのではなく、
そのものを利用して体験することを重視するものです。
このような傾向は、不動産業界においても
いたるところで現れています。
不動産業界における代表的な
シェアリングエコノミーサービスを見てみましょう。
①民泊運営
AirB&Bに代表されるような民泊の
マッチングサービスは、不動産業界における
シェアリングエコノミーの先駆けです。
現在はコロナの影響で、民泊ビジネスは
下火になっていますが、
旅行サービスが回復すれば
民泊の利用も回復すると考えられています。
遊休資産となっている宿泊スペースを
貸し出すだけではなく、自宅のオーナーとの
コミュニケーションを提供することで、
宿泊に体験をプラスして利用価値をアップしています。
②コワーキングスペース・シェアオフィス
働き方改革の号令のもとに、
副業フリーランスなど
新しい働き方を選択する人が増えてきました。
今までは働き場所については
自宅かオフィスを借りるしかなかったのですが、
働く場所をみんなでシェアするという発想が
現代の働き方に適合し、急激に設置数が拡大しています。
中には交流イベントや起業説明会などを
開催することで付加価値をつけ、
差別化しているシェアオフィスも存在します。
③空き店舗・空会議室の貸出
今までは、店舗の閉店時間や休業日は
誰にも使われないままでした。
しかし、スペースマーケットなどの
「空きスペース」のマッチングサイトが出来たおかげで、
昼間のバーやラウンジ、休業日のヨガスタジオ、
営業時間外のオフィスの会議室が
貸し出せるようになりました。
現在では、会議やイベントに用いられるほか、
仮眠室やYouTube動画やインスタ素材の
撮影場所に使われるなど、用途が広がっています。
④空きスペースの貸出
スペースの貸し出しは店舗や会議室など
部屋の貸し出しに止まりません。
駐車場の隅っこの空きスペースや、
庭の隅っこの一部などのスペースを
物置として貸し出したり、
いつもは月極駐車場として貸し出しているスペースを
一時的に時間貸しのスペースとして貸し出したりと、
場所があればなんでも貸し出してしまう
という動きも広がっています。
特に駐車場の時間貸しは
今まではコインパーキングの施設がないとできない
という先入観がありましたが、
マッチングサイトがしっかりしているために、
時間を入力するだけで利用できる
という手軽さが功を奏しています。
…と、いつもながらだいぶ長くなってきましたので
その① ・ その② に分けます!
次回は、シェアリングサービスに潜む
危険と今後の課題について
あたりを書いていきたいと思います。
それでは、また次回。
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