人間には「一目ぼれ」という現象が起こる。
異性を見て一瞬にして
惚れてしまうわけだが
目に入った情報だけが
瞬間的に脳の中に到達し
「タイプだわ」
「理想のタイプかも」
と知覚していくことを
「一目ぼれ」という。
「一目ぼれ」が
なぜ起こるかというと
誰もが心の中に異性の
理想的なイメージを持っているから…。
相手の容姿が醸し出す雰囲気の中に
理想としているいくつか共通点を見つけると
容貌の一部だけでなく
イメージしている理想像の
すべてを相手に投影してしまう。
だから
相手が生涯におけるパートナーとして
適しているかどうかなど判断できない。
こういう現象は
当然だが男にも女にも起こっている。
したがって
「一目ぼれ」で恋に落ちた人間は
勝手に作り上げた理想イメージの
相手と交際することになる。
バーチャル的な要素が強く
仮想空間の中で
夢を見ているようなものかもしれない。
まさに恋は美しき誤解であり
喜ばしき錯覚だといえる。
「恋をする」という言葉を
「快感を得る」と
置き換えても間違いではない。
心がトキメイたり
胸キュンしたとき
それは快感がを引き起こした心の現象。
恋愛感情は脳が刺激され
発生した快感といってもいい。
だから恋人は快感を誘発してくれる人のことをいう。
もしかしたら「恋愛」は
幻想の中での出来事なのでは…。
恋をした人が現実に戻るのは
結婚後といってもよい。
相手に抱いた理想イメージが
徐々に消滅し、そのときから
本当の愛が始まっていく。
現実におけるパートナーの中に
愛すべき点を見つけていかねばならない。
時々だが
結婚した女性の中に
「彼は変わってしまった」
といったセリフを口にする者がいる。
それは
彼が変わったのではなく
現実に戻ったことを意味しているのかもしれない…。




















