女性に何らかの行動を起こさせる場合
男たちはさまざまな説得を試みる。
その行動には
それ相応の魅力がなくてはならない。
だが、その魅力の伝え方によって
同じ誘いにも
女性がのってきたり
のってこなかったりする。
その違いが出る要因は
男と女では同じ対象であっても
魅力の感じ方が違うからだと考えられる。
たとえば
女性に電化製品を売ろうとするなら
機能ががどれほどすぐれているか
というより
「画面が鮮やか」
「美しい画像」
「かわいくて、シンプルなデザイン」
といった呼びかけのほうが効果がある。
また
映画会社の宣伝マンが
女性客のハートをつかむためにつくる
宣伝コピーは、ストーリーや
内容紹介は二の次で
女心にアピールしそうな
く感傷的な言葉をら列する。
たとえば
「愛」
「再会」
「別れ」
「悲しみ」
「涙」
といったようにである。
いかにも抽象的ではあるが
十分に効果的なのだ。
女性の心をつかめば
間違いなく映画はヒットする。
女性は客観的な事実より
その事実にまつわる
情緒的なイメージに強く惹かれる傾向性を持っている。
つまり事実などはどうでもよく
自分好みの想像の世界が
満たされれば納得する。
したがって
女性をなにかに誘うには
情緒に訴えるような誘い方が最も効果的。
映画に誘うなら、監督がだれで
とった賞はなにか
制作費はいくらかかったか
という説明より
「背筋が寒くなるほどゾッとする」
「どうしょうもないほど、悲しくて切ない」
「とにかく面白く、笑いが止まらない」
といった魅力の伝え方がよい。
旅行に誘うにも、同じことがいえる。
あれこれと
旅行先の客観的な事実をいうより
「近くの湖は白い朝もやがかかり、
神秘的な静けさに包まれる……」
といった
ロマンチックな想像をかき立てる言い方のほうが
女性はのってくるだろう…。







