ホテルでゆっくししたら気分も改められ、
「さあ、行くぞ!!」と気合を入れて町にでた。
まずはお土産探し・・・。
コットンのシャツや、ストール。
リシケシでも同じものがあったがデリーの方が
3割から5割ほど安いようにおもえる。
インドなのにタイパンツも多くあった。
やっと自分のペースが取り戻されてきた。
香辛料屋さんに入ってチャイマサラやシナモン、など購入。
さっきの見送りまでしてくれた紅茶屋さんで買った5倍の量の香辛料。しかし価格は3分の1・・・・。
トホホ・・・。(^-^;)
順調に買い物もでき、デリーもいい人やっぱり多いじゃん!!
と思えるようになっていた。
食器屋さんに入りチャイのポットを探した。
数人のお客さんもいて繁盛してそうなお店だった。
店のおじさんはとても陽気に
「ハ~イ!! こんにちは!何処からきたの?」
「お~!日本人ね。コンニチワ」としゃべりかけてきた。
私は「ポットが欲しいのですが・・。」
というと「あるよ!!こっちこっち」
と店の奥に進んでいった。
私もおじちゃんの後をついていった。
突き当たりを右に曲がった所に倉庫のような薄明かりの
ついた部屋があった。
おじちゃんはその中に入っていき、
「こっちで見なさい」
とおいでおいでとする。
私は「ここでいいです」と
部屋の入り口で中をのぞいていた。
おじちゃんはポットを手に「これは?」と聞く。
「もっと小さいのが欲しいです」
「じゃあ、こっちに来て選びなさい。」
「・・・・。結構です。」
薄暗い部屋に入るのなんて気持ち悪いよ・・。
奥まったところにあるし、やたらとこっちに来なさいという、
おじちゃんがまた怪しいし・・。
「なかったら結構です。ありがとう!」
とお礼をいって出口に向かって歩いて行こうとすると
「あっコレコレ!!これどう?」
とちょうどよさそうな大きさのポットを出してきた。
う~ん。いい感じ(^-^)
ポットを詳しく見させてもらう為再び部屋の入り口にたった
私がポットを見ているとオヤジは「キミなんて名前?」
「とりちゃんです。」
「とりちゃん。はじめまして」と言いながら
腕を肩から手首までなではじめた。
ギョッ!!
ニコニコしていたらダメだと思い少し嫌な顔をして
オヤジから少し離れた。
オヤジはなお近づいてきて、「何歳?結婚してるの?
奥にもっといいのがあるから!」
といって部屋の奥に連れ込もうとした。
「私に触らないで!!」
「触ってないよ。挨拶だよ」
本当に挨拶かも知れないが慣れなれしすぎるし、
インドの男性はインドの女性に触れるってダメだよね。
外人だからこれ見よがしに触っているとしか思えなかった。
「もう結構です」
と身の危険を察知したのでポットを置いて店を出た。
ちょっぴりテンションダウン・・・。
店を出て道路を歩いていたらまだ20歳にもなっていないで
あろう青年が
「買い物?日本から来たの?僕いい店知ってるよ!
連れて行ってあげる。見るだけでOK!だから」
とやたらめったら話し掛けてくる。
完全に無視して歩きつづけた。
青年は「ちょっと無視しないで~。僕英語の勉強をしていて
色々話したいんだよ。」
これが本当なら無視するのは申し訳ないと思ったが、
朝からこの調子で話し掛けられ振り回されているので
今回は心を鬼にして無視をした。
それと英語の勉強をしているのなら私は全くもって
役たたづであろうから・・。(^-^;)
すると青年は「何でそんなに怒っているの?怒らないで。
笑って。ほらスマイル」と笑ってみせた。
「・・・・・・。」
本当だ・・。私凄く、怒っている。眉間に知らず知らずの
うちにシワができていた。
彼は全く悪くないし、怒る必要も何もない。
反省し、
「ごめんね・・。でも今は一人でいたいから。」
「ほんとに一人でいいの?寂しくないの?」
「うん。一人がいいの。ありがとう」といって彼から離れた。
青年は「本当に帰っちゃうよ!!いいんだね~」
と叫んでいる。
後ろを振り返り無言で手を振って別れた。
雑貨屋さんに入り3分もしないあいだに出てきた。
すると店の前で
「は~い!また会ったね。僕いい店知ってるよ。連れて行って
あげる。見るだけでOK!!」
そうさっきの青年であった。
トホホ・・・・。(^-^;)
無言で通り過ぎてしまった・・・。笑
投げられたお金を拾い集めて隣の店に行き
水とチョコレートを購入。
挨拶をするわけでもなくただ無言でお金を渡しおつりを受け取る。
スムーズに購入し、ホテルの部屋にやっとたどり着いた。
窓もなく、よどんだ空気が流れている部屋。
隣の厨房の声、水の音、食器の音・・。
小さなイスとシングルベットが二つくっついておいてある。
この家具だけで部屋はパンパンである。
湿っぽいベットに日本から持参したレジャーシートを広げ
その上に寝転がった。
天井でガタガタとすごい音をたてながらまわっている
扇風機を眺めていると、涙が溢れ出してきた。
「私何しに来たんだろう?」
「何でインドに来てるんだろう?」
「こんな事してていいの?」
私の夢は専業主婦であった。今でもなりたいな~。と思うときが
ある。(^-^)
33歳。独身。超低収入。
派遣OLを辞めヨガの世界へ足を踏み入れた。
結婚は諦め、自分で生活できるように、自分の好きな
事で生計をたてれたら・・。と思ったのであった。
しかしこれがまあ、何とも貧乏生活を強いられるのであった。
受講料や、毎月の勉強代、交通費などなど・・。
アシスタントに行く時はお手当てはなく、交通費も自分持ち。
講師料もまだまだ勉強の身だという事もあって・・。涙
交通費や待機の時間のお茶代を引いたらマイナスに・・。
私は実家通いだったので家賃はいらず、親に甘えさせてもらっていた。本来ならもう出て行ってていい年だし、いるにしても
お金を納めるべきでこの歳で、一銭も渡していなかったのである。
勿論自分のお小遣いやヨガ代などは、貯金を崩したり、バイトを
したりして、何とか2年乗り越えた。
お金がなくても自分のしたい事・楽しいと思えると事を
していたので辛いとは一度も思ったことはなかった。
親も、「自分でやりたいと思ったことはやったら。支援する事は
出来ないけど、応援はしてあげるよ。」と言ってくれた。
がしかし全く思い通りにならないデリーで
辛い思いをし、体力的にも精神的にも弱った私は、
「私はこんな選択をしてよかったのだろうか?」
まわりの友達はもう、ほとんどが結婚をし子供を授かっている。
可愛いし・幸せそうだし・・。
私が結婚は「したくない派」だったら、なんてことなかった
だろうが、「したい派」で更に専業主婦希望!!である。笑
インドに来るお金があれば結婚相談所にいってたら
良かったんじゃないかな・・。
親に迷惑や心配をかけてまで来て良かったんだろうか?
貯金を切り崩してまでヨガをしていいんだろうか?
自分でお店を開いてしまったら、専業主婦の夢は更に
遠くなる・・。
本当にこれが私のやりたかった事??
結婚しなくて良いの?子供産まなくてもいいの??
頭の中でぐるぐると色々な思いが渦巻いていた。
どれぐらい経っただろうか。
自然に涙が止まっていた。
そして、
「良いんだ!!」という答えに達した。
勿論結婚はしたいし子供も欲しい。
でも年齢が・・。とか体裁が・・。とかが理由ではしたくない。
自分が本当にこの人だ!と思う人が出来、
この人と結婚し、子供が欲しいと思うまでは、このままで
良いんだ!!と。
そしてやりたい事を思い切り楽しんで、精一杯頑張って
やっていこう!!と。
涙と共にココロのモヤモヤも流れでたのか、
「よし!頑張ろう!!」という気持ちになれ、
デリーの街へ再び繰り出す事にしたのであった。
まだまだ続くぞ!デリー編
乗り逃げ犯と間違われたまま気まずき雰囲気でホテル前まで
ついた。
その時すでに思考能力はほぼ0パーセントになっていた・・。
早く水が飲みたい・・・・。
部屋に帰る前に前のホテルの売店で水とチョコレートを
買った。
いつもはチョコレートを食べる事はほとんどないのだが
今日は体が甘いものを欲していた。
10ルピーの水と17ルピーのチョコレート。合計27ルピー
107ルピー渡してお釣りをもらおう。
お兄ちゃんは胸の中から数枚の紙幣を出し数えている。
ちょっと足りないようで「まってて」と言い残し
隣の店に両替に・・。だいぶ待たされる。そして
「お釣りは・・・。70ルピー」
107-27=80のはずだが・・・。
え~っと。もう計算できない・・・。
手で計算すると、やっぱり80だよね。(^-^;)
お兄ちゃん計算間違いしてるんだわ。と思い
「これ、10でしょ?」
「イエス」
「これ17でしょ?」
「イエス」
「二つあわせて27。(^-^)」
「イエス」
「じゃあ、お釣りは80でしょ?」
「・・・・・。」
「あと10ルピー頂戴」
「・・・・・・。今日は37ルピー」
って、なんだよそれ!!
何でここで時価が発生するんだよ~~~~!!
って、何かい?ここは銀座のお寿司屋さんかい?!
今日は37ルピーってどう言うことだよ!!
「あと10ルピー頂戴!!」
「やだ。」
「・・・・?なんで?」
「両替の手間賃!!」
「はぁ?」
手間賃って・・。あんたが両替をきちんとしてたら
こんなにまたされなくてすんだのに!!
こっちが手間賃ほしいぐらいだよ!!!
「10ルピー」
「やだ!」
「頂戴!!」
「無理!」
「・・・・。じゃあ、これ返すからお金、全部かえして・・・」
と抜け殻のようになった気力も迫力もない声で言った。
すると兄ちゃんは邪魔くさそうに107ルピーを用意し
投げ返したのだ・・。
「・・・・(;-;)」
たった10ルピー(30円弱)でこんなこと言ったから悪いの?
ツーリストならお金を多く払っていかなくてはならないの?
だまされたままにしておいたほうが良かったの?
お金を投げるってどうなのよ?
とても大切だと思ってるから多くもらおうとしてるのじゃないの?
なのにそんなに粗末に扱っていいの?
腹立たしかった・・。そして
悲しかった・・。
投げられたお釣りを拾いトボトボトと自分の部屋に戻っていった。
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