背景に隠れる無意識の思い | 転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

禅(ご縁・縁起)×キャリア(自分らしい生き方の探求)×心理学(自分を知り他者を知る)⇒自分の起点に沿った豊かな未来を自らが創造。過去の観念や想念から出来上がった人生脚本を描き直し、自らの手で未来を創造し、ありたい姿を手に入れることができる新時代のメソッド。



部下が自主的に仕事をしない。言われたことしかやらない。
自分の意見や考えがない。


ある管理者の方が、こういうことをぼやいておられました。


この管理者だけでなく、どうしてあの人はこうしないのか!


そういう憤りを感じることは誰にでもあると思います。


では、どうして憤りを持つのか?


その背景には、…


期待!


そうです。ある人に対して期待しているんですよね。


では、その期待はどこから来るのか?


当然ですが、人によって違うと思います。


ということで、上記管理者の場合はどうなのか!推察してみましょう。


部下に対して何を期待しているのかというと、…


自分の考えや意見をもって、言われたことだけでなく、
自分で考えて自主的に仕事をして欲しいわけです。


では、そういう期待をどうして持つのか!


辛そうにつまらなそうに仕事をしている部下を見て、
もっとはつらつと仕事をして欲しいのかもしれません。


でも、ここで考えないといけないのは、どうして部下は
つまらなそうに仕事をしているのでしょう?


憤りを感じているときは、自分の期待から相手を変えたい!
という思いに支配されています。


相手ではなく、自分の中にその原因を見出していく。


そして、自分の中に原因を見出したときに気づくことがあります。


それは、…


自分の投影!


そうです。


管理者自身が仕事を自身で作り上げたべき論(〇〇あるべき)を
自分にも部下にも課しているケースがよくあるということです。


要は、管理者自身がべき論から、自分を縛り付け、そして、
仕事自体を仕事と割り切ってこなしているので、部下も
仕事と割り切って行っている。


だから、つまらないのです。


このケースは、管理者自身が自らのべき論から解放され、
自身にとっての仕事とは?どうしてこの仕事をするのか?
この仕事で誰に喜んでいただきたいのか!


そういうことをもう一度見直していく必要があります。


何かに憤りを感じたときは、自分の思いや期待、その背景を知る
チャンスです。


では、自分の背景、即ち、無意識の思いをどうして知ったほうが良いか!


それは、…


イノベーションのため。


この続きは次回にて。