
部下が自主的に仕事をしない。言われたことしかやらない。
自分の意見や考えがない。
ある管理者の方が、こういうことをぼやいておられました。
この管理者だけでなく、どうしてあの人はこうしないのか!
そういう憤りを感じることは誰にでもあると思います。
では、どうして憤りを持つのか?
その背景には、…
期待!
そうです。ある人に対して期待しているんですよね。
では、その期待はどこから来るのか?
当然ですが、人によって違うと思います。
ということで、上記管理者の場合はどうなのか!推察してみましょう。
部下に対して何を期待しているのかというと、…
自分の考えや意見をもって、言われたことだけでなく、
自分で考えて自主的に仕事をして欲しいわけです。
では、そういう期待をどうして持つのか!
辛そうにつまらなそうに仕事をしている部下を見て、
もっとはつらつと仕事をして欲しいのかもしれません。
でも、ここで考えないといけないのは、どうして部下は
つまらなそうに仕事をしているのでしょう?
憤りを感じているときは、自分の期待から相手を変えたい!
という思いに支配されています。
相手ではなく、自分の中にその原因を見出していく。
そして、自分の中に原因を見出したときに気づくことがあります。
それは、…
自分の投影!
そうです。
管理者自身が仕事を自身で作り上げたべき論(〇〇あるべき)を
自分にも部下にも課しているケースがよくあるということです。
要は、管理者自身がべき論から、自分を縛り付け、そして、
仕事自体を仕事と割り切ってこなしているので、部下も
仕事と割り切って行っている。
だから、つまらないのです。
このケースは、管理者自身が自らのべき論から解放され、
自身にとっての仕事とは?どうしてこの仕事をするのか?
この仕事で誰に喜んでいただきたいのか!
そういうことをもう一度見直していく必要があります。
何かに憤りを感じたときは、自分の思いや期待、その背景を知る
チャンスです。
では、自分の背景、即ち、無意識の思いをどうして知ったほうが良いか!
それは、…
イノベーションのため。
この続きは次回にて。