今の悩みや問題に焦点を当て、
問題の本質からありたい姿を導き出す自我からのアプローチ。
今の悩みや問題はちょっと置いておいて、
感情(快や不快)からありたい姿を導き出す真我からのアプローチ。
相手や状況により、そのアプローチを変えていくことが大切です。
ただ、どちらかからのアプローチでもいいのですし、これらの
アプローチ以外の方法でもいいのですが、最終的には
ひとりの人に対して、双方(自我と真我)の統合がどこかでは必要かと思います。
自我は、分離意識。自分と他者を切り分ける意識です。
まずは、自分と他者は違うということを認識して、自分とは何者?
を明確にしていく必要があります。
アイデンティティの確立です。
日本人は全体的に、このアイデンティティの確立が弱いように思います。
仕方ありません。
敗戦後GHQに、日本人のアイデンティティは崩壊させられたのですから。
その代わり、一致団結して同じ方向性に向けて力を合わせることに長け、
焼け野原状態から数年で復興していけたとも思います。
今は、個性の時代と言いますが、個性を活かしきれている人はほんの一握り。
まだまだ、個性を活かす見本が少ないのかもしれません。
だからこそ、…
前々回に書きましたように今の悩みや問題を利用して、ありたい姿を
導き出すことにより、今、自分が手に入れたいものを明確にしていくのです。
次に、…
自分の真我にも目を向けること。
今の自分は少し置いておいて、理想の自分像を描き切る。
ここで大事なのは、今の自分には無理だ!という心のブレーキ。
あと、どうしたらそうなれるのかを考えない!
考えると方法論が思い浮かばないので、やっぱり無理!
となってしまいます。
だから、今はどうのこうのではなく、自分の理想像を描き切るのです。
現状と理想像を結び付けていくのは次の作業です。
長くなってきましたので、この続きは次回にて。