『快を得て、不快を避けたい』
これは人間の本質です。
朝起きる時に感じます。
目覚まし時計が鳴り、起きなければと思いますが、
すぐに身体は動きません。
「もう少し寝ていたい。」
このときに思います。
は快を得て、不快を避けたいんだと。
ということで、人は本質に沿った生き方をするのが自然だと思います。
しかし、快を得て、不快を避ける生き方ってなかなか難しいのです。
難しくしている原因
その1.『快を得ること=わがままという観念から、不快であることから目を背ける』
その2.『責任転嫁・自己正当化』
その3.『自己卑下・自己否定』
私たちは、忍耐や努力、何事も前向きに考えることを美徳であると教えられてきました。
要は、不快のこと美としてきたのです。
よって、不快に思うことから目を背けることを学んでしまったのです。
そして、快を得ることを、自分勝手な行いとかわがままと捉えてしまったのです。
メンタル力UPセミナーを行っているとよくわかります。
多くの人が、忍耐力をつけ何事も前向きに考えれるようになりたい、と言うのです。
私はメンタル力は弱いです。
弱い人間がなぜ、メンタル力UPセミナーのオファーが来るのか?
それは、メンタル力を上げたければ、不快に目を背けないことを伝えれるからです。
そして、自分にとっての快とは何かを知る必要があるからです。
自分にとっての快(心地よい状態)とは何か?
例えば私の場合。
独立した大きな原因は、自分の好きな分野に時間を費やしたいと思ったからです。
多範囲にわたる仕事をこなす雇用される立場が不快だったため、
好きな自分の得意分野に時間を費やす方が心地よいということです。
快の環境に身を置けば、少々苦しいことや困難なことを乗り越えようとします。
また、苦難そのものが苦難に感じず、快に向かうプロセスの一部であると捉えれます。
それが、周りから見れば、忍耐と努力の人。
何事も前向きに捉える人と映るだけで、本人にはそういう自覚がないのです。
メンタル力の弱い私が、そう言われることに違和感を感じながらも、
確かに以前のように、人のせいにしたり、自己卑下をしなくなったことに変化は感じます。
メンタル力UPとは、まずは自分に正直に向き合い、不快を自覚して
快にしていくためにどうするか?
そういう視点か生まれてくるものだと思います。