相手の行動にイライラしてしまう。
イライラの感情に向き合い、それが、自分の問題である
ということに気付く必要があるが、これがなかなか難しい!
そんなことを前回書きました。
難しくしている原因は、・・・・・。
人のせいにしている方が楽なのです。
いや、正しくはその方が楽だと勘違いしています。
要は、ダメな自分と向き合いたくないのです。
よって、自分の非は、決して認めたくありません。
また、自分の非を認める=負け、という捉え方をしています。
なぜ、負けてはいけないと考えるのか?
それは、小さいころからずっと勝つことの意義を教えられてきたからです。
人との比較から、勝った負けたと。
例えば、私は小さいころから身体が小さく、しかも、小食でした。
母親に身体の小さいこと、そして、食の細いことをなじられ
ながら、無理やり食べさせられる食事の時間が何よりも苦痛でした。
そして、何よりも辛かったことが、近所の同年代の子供と
比較され、大好きな母親から非難されることでした。
決して、母親は私を憎くてやっていたわけではありません。
むしろ、愛しているからこそ、心配でやっていたこと。
しかし、小さいころはそれがわかりません。
誰しもそうやって、人との比較から、愛する人から批判された
経験はあるかと思います。
そうやって、勝ったや負けたやで自分の価値を見出すことを
学習していきます。
よって、負け=自分の価値が下がる。
そして、大切な人から愛されないという観念・思い込みが出来上がっていくのです。
負けるが勝ちということわざがあります。
このことわざが意味するものは何か?
人を勝たせた方が、結果的に、自分にも恩恵が返ってきますよ、
という意味合いです。
果たして、これが真実か?
私は、経験上、真実だと思います。
人に勝つために何をしてきたかによって違うとは思いますが、
人に勝って、自分が一番になろうとしたことが、
災いをもたらせた経験があるからです。
何をしてきたかと言うと、
1.他者批判
2.自己正当化
3.勝てそうにない人を避ける
これを見ればわかりますよね。
これでは敵をたくさん作ってしまいます。
そして、自分より力のある人との人間関係が構築できません。
では、私の中での味方とは?
私のことを理解し、私の言うことを聞いてくれる人、
即ち、コントロールできる人です。
こういう関係だと、いずれ、離れていってしまいます。
うまくいくわけがありません。
では、どうすればよいのか?
長くなってしまいました。
この続きは次回にて。