自己一致していないと、人を支配したくなるⅡ | 転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

禅(ご縁・縁起)×キャリア(自分らしい生き方の探求)×心理学(自分を知り他者を知る)⇒自分の起点に沿った豊かな未来を自らが創造。過去の観念や想念から出来上がった人生脚本を描き直し、自らの手で未来を創造し、ありたい姿を手に入れることができる新時代のメソッド。

相手の行動にイライラしてしまう。
イライラの感情に向き合い、それが、自分の問題である
ということに気付く必要があるが、これがなかなか難しい!



そんなことを前回書きました。



難しくしている原因は、・・・・・。



人のせいにしている方が楽なのです。



いや、正しくはその方が楽だと勘違いしています。



要は、ダメな自分と向き合いたくないのです。



よって、自分の非は、決して認めたくありません。



また、自分の非を認める=負け、という捉え方をしています。



なぜ、負けてはいけないと考えるのか?



それは、小さいころからずっと勝つことの意義を教えられてきたからです。



人との比較から、勝った負けたと。



例えば、私は小さいころから身体が小さく、しかも、小食でした。



母親に身体の小さいこと、そして、食の細いことをなじられ
ながら、無理やり食べさせられる食事の時間が何よりも苦痛でした。



そして、何よりも辛かったことが、近所の同年代の子供と
比較され、大好きな母親から非難されることでした。



決して、母親は私を憎くてやっていたわけではありません。
むしろ、愛しているからこそ、心配でやっていたこと。



しかし、小さいころはそれがわかりません。



誰しもそうやって、人との比較から、愛する人から批判された
経験はあるかと思います。



そうやって、勝ったや負けたやで自分の価値を見出すことを
学習していきます。



よって、負け=自分の価値が下がる。
そして、大切な人から愛されないという観念・思い込みが出来上がっていくのです。



負けるが勝ちということわざがあります。



このことわざが意味するものは何か?



人を勝たせた方が、結果的に、自分にも恩恵が返ってきますよ、
という意味合いです。



果たして、これが真実か?



私は、経験上、真実だと思います。



人に勝つために何をしてきたかによって違うとは思いますが、
人に勝って、自分が一番になろうとしたことが、
災いをもたらせた経験があるからです。



何をしてきたかと言うと、
1.他者批判
2.自己正当化
3.勝てそうにない人を避ける



これを見ればわかりますよね。



これでは敵をたくさん作ってしまいます。
そして、自分より力のある人との人間関係が構築できません。



では、私の中での味方とは?



私のことを理解し、私の言うことを聞いてくれる人、
即ち、コントロールできる人です。



こういう関係だと、いずれ、離れていってしまいます。



うまくいくわけがありません。



では、どうすればよいのか?



長くなってしまいました。
この続きは次回にて。