私たちの中にある様々な人格。
それをまず受け容れることがスタート。
このところシリーズでそういうことを書いてきました。
では、自分の中にいる様々な人格を受け容れ、そのままにしておいていいのか?
それは、・・・・。
やはり、よくありません。
では、結局のところ良し悪しを決めないといけないのでは?
そうでは、ありません。
自分の中にいる様々な人格を、良し悪しではなく、まずは受け容れる。
そして、次に・・・・・。
各々の人格に向き合う必要があります。
例えば、イチロー選手。
先月、日米通算ですが安打世界記録を樹立しました。
イチロー選手がよく口にする言葉があります。
「自分は弱い人間」
「自分の弱さに向き合うことで、自分を確立している」
あるいは、
「悔しさに向き合うことがモチベーションになっている」
精神が強いわけではないということを自ら言っているわけです。
真理は本人しかわかりません。
しかし、弱さや悔しさという世間的に言うネガティブな感情に
対して、NOを出していない。
そして、弱さや悔しさを受け容れたうえで、どうするか?
を考え、行動しているのです。
毎日、試合に臨む前の行動を一貫させているのも、そういう現れです。
要は、自分に向き合うことで、自分が本当はどうしたいのか?
そこに行き着けることが、自分に向き合う最大の目的です。
よって、自分の中に存在する様々な人格を受け容れること。
そして、各々の人格と丁寧に向き合うこと。
そうすることで、自分を確立させていくのです。
即ち、自分の生き方や志、自分が何のために生きているのか!
が、わかっていくのです。