地方創生のキーワード | 転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

禅(ご縁・縁起)×キャリア(自分らしい生き方の探求)×心理学(自分を知り他者を知る)⇒自分の起点に沿った豊かな未来を自らが創造。過去の観念や想念から出来上がった人生脚本を描き直し、自らの手で未来を創造し、ありたい姿を手に入れることができる新時代のメソッド。

「みんなで新しい街を作ろう」




これは、東日本大震災の津波で大きな被害を受けた宮城県岩沼市

玉浦地区での取り組みです。




仮説住宅で生活している人の中で、新たな土地に集団移転を

希望する住民と、移転先に元々住んでおられる住民とで、納得の

いく新しい街づくりはできないか!




行政(岩沼市)が呼びかけて実現したプロジェクトです。




岩沼市が素晴らしいと思ったのは、大きく2点。




まずは、避難所での行政からの指示。




震災直後、個々バラバラに近くの避難所に退避するのですが、

その後、住まれた地区ごとに避難所を割り振ったのです。




仮設住宅でも同様に、同じ地区の人々を同じところに割り振りを

行ったのです。




要は、今まで近くに住んでいた人達が同じところに住めるように

したのです。




これは、阪神大震災を経験した岩沼市長からの提案。




不安なときは、気心の知れた人が周りにいる方が、少しは気が紛れます。




また、この取り組みが、好影響を及ぼすのですが、それは後程。




2点目は、専門家(全国各地の都市計画を手掛けてきた石川幹子

東京大学教授)を招いて、住民同士が新しい街づくりを話し合う

ワークショップを開催し、形にしていったのです。




この話し合いが、行政と住民だけでは、各々勝手なことばかりを

言い合い、なかなか話しが前に進まないということもあったかもしれません。




先述しましたが、仮設住宅にて同じ地域の方々が共に生活できること

により、より絆が深まっていたことも、この話し合いが比較的スムーズに

進んだ要因かもしれません。




行政だけの一方的な街づくりではなく、住民が参加し、住民の納得できる

街づくりを住民の手で行うのは、素晴らしい取り組みです。




ここに地方創生のキーワードがあるように思えます。





第二次阿部改造内閣で、石破茂氏が地方創生大臣に任命されました。




東京一極集中で、一部の大手企業だけが潤っても、景気が良くなるわけ

ではありません。




やはり、地方が元気になっていく必要があります。




待ちの姿勢で、石破氏や自治体にしてもらうことばかりを考えても、

地方創生なんて夢のまた夢。


皆で知恵を出し合いながら、皆が納得のできる地方創生に。




そのためにどうするか?




この続きは、また次回に。