結婚式当日 - Ceremony -
引き続き、ウェディングセレモニーの様子をお伝えしたいと思います。
この日の天気予報は雨ときどき曇り。式直前まで少し雨がばらついていたようですが、式が始めると同時にぱあ~~と空が開けて、たくさんの光が差し込んできました。
デンマークでは異例の30度前後。買ったショールをまったく羽織ることもなく、ウェディングドレスの美しさそのものをお見せすることができました。
こちらが式直前に手渡されたブーケ。イメージで送った写真顔負けの出来上がり。デンマーク式のフラワーアレンジメントが日本で人気がでるわけです。
そして、父と顔合わせ。ちょっとぐっと来てしまいました。ここで泣いてはいけないと涙をかみしめ、ガーデンへ開く扉の前で待機。
初めてのバレエの公演で、恩師でもあるバレエの先生がパートナーと踊った曲、パッヘンベルのCanon in D Majorとともにバージンロードへ。小さいながらにとても感動し、このとき以来、結婚式の曲はこれと十数年間思ってきました。
着慣れないローングドレスで何回もドレスにつまづきながら、隣で父が「一歩ずつ、ゆっくり」と声をかけてくれました。
そして新郎と顔合わせ。
お互いに目が合った瞬間、2人とも涙が止まらず。そのまま、誓いの言葉へ。
日本に住んだことのある新郎の叔父が日本語もまぜて牧師さんの役割を果たしてくれました。
そして誓いのキス。こんな大勢の前でキスをするのは初めて。大の恥ずかしがりやの新郎もこの日はとてもロマンチックな紳士として振る舞ってくれました。
指輪交換もユニティキャンドルもなし。ここはオリジナルに、2人の思い出の曲であるエルトン・ジョンの「Can you feel the love tonight」をセミプロで歌を歌う兄に一曲披露してもらいました。
新郎、新婦とも涙止まらず。家では「Can you feel the love tonight~~~」の後のエコーの部分、「Tonighaaaat~」を2人で悲しいときや辛いときに小高い声で合唱するのが習慣なのですが、それを思いながら涙に笑いも混じり、兄の歌声に聴き入りました。
お兄さん何もの?と言われるくらいのプロ顔負けの歌声にみなさんが感動した瞬間でした。
そして、拍手喝采。
ITエキスパートの新郎が、事前に音楽をボタン一つで操作できるアプリを分かりやすく携帯にプログラムしたのですが、感動と緊張でボタンを間違えて押してしまう新郎の父に、我慢できなくなった新郎が駆け込みボタンをオン。空気が感動から笑いに変わり、アップテンポのクラシックミュージックで退場。
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太陽の神様が微笑んだ瞬間。そのときの映像が今でも鮮明に頭の中に残っています。
披露宴へとつづく、、、。





