ベルリン訪問
お久しぶりです。ベルリンへ、4日間の旅に行ってまいりましたので、更新が遅れました。今回は旅の思い出話をじっくりしたいと思います。
ベルリンは、今まで訪ねた都市のトップランキングに入るほど良かったです。歴史の重みと、新しいカルチャーが不思議にミックスされた町です。ふっと見上げると、東京を思い出すネオンサインがあったり、ヨーロッパではあまり見ない大通りがあったり、東ドイツ期間に建てられた共産主義の建物があったりと、あらゆる場所が個性に溢れていて、歴史をたどりながら、その崩壊から発展への経過を感じることができました。
やはり大都市にはさまざまなカルチャーがあり、高級なものから、チープなものまでたくさんあります。日本と同じくらい、立ち並ぶレストラン、カフェ、軽食店、ジュース屋さんなど、食にバラエティーがあることにも驚かされました。コペンハーゲンでは、ありつけなかったものに久々にありつけて、エイムはとっても満足です。
町のあらゆるところに、ユダヤ系の人々へ向けられた、追憶記念碑や記念館があります。訪ねる目的が、食べ物や建物といったいわゆる典型的というか、楽観的?なものとは違って、今でも言葉にしずらいほどヘビーな歴史を抱えるベルリンでは、とても深く、複雑な感覚で町を歩き回ることができます。
友達つながりで、現地のドイツ人3人とお昼をする機会がありました。わりともの静かで、はにかんだりするところがやや日本人に似ていると思いましたが、しっかりとした意見をちゃんともっているなっというところは感じられました。戦争でほとんど町が崩壊され、新しい近代建築が次々と建てられた日本と歴史的に少し似ていると、伝えたかった私ですが、「WWII」 という言葉を発言した後、みなさんやや敏感に反応していました。
Nくんいわく、ドイツ占領圏にあった国はデンマークも含め、この時代の話は、日本人とアメリカ人が原爆について話すこととは違うレベルの何か深く傷まれたものがあり、簡単にディスカスできるものではないそうです。
そんな暗い場面もあるベルリンですが、町全体は、NY、東京と肩を並べるほどのエネルギーが感じられます。コペンハーゲン、サンフランシスコ、LA、ストックホルム、バンコク、台北など、その他エイムが訪ねた都市を、この3大都市に比べると、まだまだ何かに欠けているように思えます。今度は、パリがどういうものなのかが気になるところです。
上は、Reichstag。ベルリンでいう国会議事堂の展望台からの写真。普段3時間くらい待たねばならない行列も、ラッキーな私たちは、週末に行われたベルリンマラソンのおかげで、たったの30分ほどで中に入れました。スーパー晴れ女の私の力で訪ねた4日間は、これまでにない異常な晴天続きでした。ちょうど、日が沈む時間帯に天辺へ上り、赤く染まる、盛大なベルリンの町並みを見ることができました。こんなきれいな夕日を見た後は、ああー人生頑張って生きていて良かったと新たに実感することができました。
