AIM の世界セイハ日記 Back in California -421ページ目

デンマークの不思議 その1

エイムの世界セイハ日記 <デンマーク篇>-Round Tower View旅の絵本ってご存知ですか?

小さい頃、この本にかじりついて読んだのを覚えています。左の写真のようにヨーロッパの町並みが描かれ、建物の隙間から見える広場や道に、おとぎ話の主人公が隠れてるという。

まさにその絵に描かれた世界がデンマーク。アンデルセンの描いたお話は、このような風景の中から生まれたのです。

写真は、この間、アメリカからのゲストが訪れたときに上った、ラウンドタワーからの景色。

デンマークの不思議

そんなデンマークに住んで、8ヶ月が過ぎました。今回は、ちょっと住んでいるからこそわかる’デンマークの不思議’について書こうと思います。

1.きれいな中身ときたない外見

デンマークの人々は、といっても人それぞれですが、わりときれい好きで、家を訪れるとピカピカで、物がきれいに整頓してあります。それなのに、コペンハーゲン市内は、ゴミのポイ捨てが目立ち、クリーンな町とはいえません。

人に迷惑をかけないという精神で育ってきた日本人は、町をきれいに保つという習慣が身についていますが、ここではまったくの西洋式な考え。他人の庭は他人の庭、自分のテリトリーから一歩外へ出ると、自分には関係ないと、ポイ捨てが気になりながらも何もしないという傾向があるようです。

今年はよく雪が降りました。そのためか街中ゴミだらけ。きれいに保てばとてもチャーミングな町なのに残念です。

2.アメリカに憧れる人々

ある知人のパーティーで、アメリカに行ったことのない一人のデンマーク人女性とお話する機会がありました。どこから来たの?と聞かれ、アメリカが長く、ロスに住んでいたことがあると答えると、’ロスってすごくロマンチックな場所よね’と言われました、、、、。日本人でもロスをロマンチックという人はいないはず、、。

デンマークは小国というのもあって、雑誌、テレビ番組、シャンプーやヘアースプレー等のものなど、半分以上のものがアメリカやイギリスからの輸入品であります。ということで、英語圏からの影響は大きく、ハリウッド映画などで見る、オープンカーをやしの木が並ぶ海沿いでドライブすることなど(これは、まさにどのデンマーク人も思い抱いていることらしい)がすごい憧れになっているようです。

初めて、Nくんに音楽の趣味を聞いたとき、、、、カントリーソングと言われてプッと笑いそうになったことを覚えています。アメリカでは、田舎の人かお年寄りの好きな曲というイメージが強く、特に興味のある女性の前でカントリーと答える人はまずいないでしょう。

お父さんと西部劇を小さい頃によく見て、ジョン・ウェインへの憧れが強く、一番好きな音楽は、ジョニー・キャッシュ。Nくんが変わっているのかと思っていたら、この間、近所から同じ曲が流れてきているのに気がつきました。

アメリカは(特に西海岸)地理的に遠いというのもあってダントツですが、暖かい国にも強い憧れがあり、冬休みになぜかタイをチョイスして旅行に行く人が多いよう(デンマークにはなぜかタイの人が多い)。日本人だったら、グアムとかハワイをチョイスするはず。でも、憧れといったらやっぱりフランスとかイタリアでしょうか、、、。ロマンチックなアメリカ?理解できません、、、。

3.15歳のお祝いは、結婚式よりも大きい

デンマークで唯一欠かせない伝統行事といえば、この15歳のセレブレーション。昔でいったら、女の子は舞踏会(社交界?)デビューのようなものでしょうか。大人の仲間入りということで、キリスト教の行事の一環として行われます。式の後は、結婚式のように披露宴のようなものがあり、テントを張って、食事が出され、スピーチやパフォーマンスなどがあるようです。

キリスト教の伝統といっても、日本でいう七五三のようにあまりレリジャス(宗教的)ではなく、カジュアルに行われる行事であります。Nくんの妹、Lちゃんも5月に、この15歳のコンファメーションを控えております。日本と桜をテーマにしたパーティーを開きたいっといっているので、エイムがアイディアをちょっとだけ提供して、それを実現させようとNパパ、ママ、かなり力を入れて頑張っております。

日本人からしたら、たかが15歳の誕生日くらいで、、、という感じですが、結婚式を挙げない人が多いデンマーク人の間では、お金にやっと余裕ができ、子供が成長した時点で、盛大にこの時をお祝いすることが楽しみとなっているようです。

さあ、デンマークの不思議イントロダクション、なんとなく理解していただけましたでしょうか。アメリカにいたころは、意外にもアメリカ人と日本人の価値観は似ていたのであまり考えたことはありませんでしたが、デンマーク人と付き合って、デンマークに住むと、その土地に住む人々が長い間に渡って培ってきた生き方というか考え方あり、地球の反対側から来た私にとっては初めてのことや不思議なことがたくさんあります。

最近、やっとお互いの理解が深まってきたNくんとエイムですが、別々のカルチャーが出会うときに大事なのことは、フレキシブルシンキングでしょうか。