去る7月14日、毎年恒例の 祇園山笠 が無事終了した。

本家の博多祇園山笠、7月15日の追い山に合わせ、前日の14日夕刻より行われている。

五穀豊穰無病息災などを願う伝統行事であり、
田舎産まれ、田舎育ち、そして現在も田舎暮らしのコンピーにとっては物心つく頃から身近な存在であり、
親父達の後ろ姿を追った幼少期、
太鼓の叩き手としての小年期、
山の担ぎ手として青年期を超え現在に至るまで
1年間の中のリアルな節目のように感じている。

年の終わりは年末、年の始まりは新年、中には 2月3日の 節分 を節目としている方もおられるかと思うが、コンピーにとって1年の節目となるのはこの7月14日の山笠の日なのだ。

骨組みから全て手作り。
釘や金具などの固定具は一切使用せずに、
木枠やロープ、葛などのみ使用。
とにかく、ねじる
ねじり、ねじり、ねじる。
ねじり鉢巻き注連縄 などが有名ですよね。
ねじる事に意味があるのです。

ねじりまくるこの作業がもう大変。
全てのパーツを数人がかりで本体に組み付けていくのだ。本場前にすでにヘトヘト。



骨組み完成後は飾り装飾などを装着していく。
羽山 花山 大山 
付ける装飾の種類により、山笠の通り名は様々。
花や羽、豪華すぎず、質素すぎず、絶妙なバランスが大事である。




近年は少子高齢化や地域の過疎化により、担ぎ手が減少、山笠本体を10m進めるにも一苦労。
肩はズリむけて腫れ上がり、内出血は当たり前。
翌日は激しい筋肉痛、腰痛に襲われるのは当たり前。
これが嫌で、中年男子は山笠に参加したがらないのも至極当然の成り行きではある。

若いもんらに担がせりゃよかたいっ!!
(訳:若い連中達が中心に担げばいいじゃないか)

と言われてますが、その若い集がいないのですよ...

頭数が揃っていたとしても、総重量2トン近い山笠を総距離5kmほど担いで移動するわけだし、
転がすのではなく持ち上げるわけだし、
ゆえにかなりの労力と筋力が必要なのだ。
傍観者からはどう写っているのだろうか。
決して楽ではない。
痛みとの闘い。
己との闘いだ。


そんな山笠だが、ラスト厳島神社への奉納時は
非常に心地よい達成感に包まれる。

今年も怪我人なく、無事地域を回ってきました、と
ご先祖様に報告。
神社へ帰着した際の3本締めの時の際は安心と同時に疲れがどっと押し寄せてくるわけだ。


よし!これでまた今年も1年間頑張れる...!

そんな想いを心の内に、我々の 祇園山笠 が終わる。


さぁて、
ボロボロの身体をあざ笑うかのように
生体のメンテナンスが待っている...