あらためて、ジェイソンさんの本にはケチケチ術がけっこう多く語られている。

本当にミミッチイ話ばかりで、一方の利殖、投資という話とは乖離して感じる。

 

 

ただ。

実はミミッチくケチケチすること、勝間流で言えば「コスパを溺愛すること」は、

それ自体で生じるお金よりも、そこで得られる金銭感覚が目的なのだと思う。

 

ケチって投資資産をつくるのは一見目的のようで、2次的な効果であって、

本当のポイントは、支出を見る目をシャープに保つことなんだな、きっと。

 

お金を使うことは純粋に気持ちがいい。たぶんドーパミンが出る。

これはアルコールとか覚醒剤とかの神経作用物質ときっと同じで、

お酒と同様に「ちょいと一杯のつもりで飲んで」になりやすいということだと思う。

 

お酒は飲みすぎても寝たり倒れたりブレーキがかかるけど、

お金は生活に支障が出るまでブレーキはかからないし、

お酒よりも早いペースで消費することも超簡単。

しかも、お酒や宝くじのCMと同じように、物を欲しくさせる広告は溢れてる。

 

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支出に関する感覚を磨くこと(ケチと名付けても、コスパ意識と名付けてもいい)は、

きっとスポーツでいえばきっちり、日々ストレッチや筋トレ、持久走をすること。

音楽で言えば、音程感を保ち養い、音階や基本的な音色を磨くこと。

 

お金づくり(自由づくり)というアクティビティにおいては、

「支出管理」は基礎トレーニングで、「投資」が「試合」「ライブ」にあたるのだと思う。

 

共通点は、名選手、名人でも必ず基礎トレーニングはきっちりやるし、

むしろそうした人ほどきっちり、地味な練習を行うんだよなあ。

 

お金、使うのは一瞬だ。多分資産家になっても、

基礎が緩むと余計なペンションとか山とか買って一夜でコケるのだと思う。

 

本を読んでいると、その本そのものから知るというよりも、

自分の中にうっすらあった潜在記憶に、その本の中身が融合して

突如学びに結晶することが往々にしてある。

 

今回、典型的な、そんな体験でした。良きかな良きかな。