社長の書いた過去の記事第三弾!
(以前の記事は→コチラ )
もー手持ちの記事も残すところあと一個なので
そろそろ、社長ブログを開始しほしいですな~
↓ちなみに・・・くどいようですが、こちらが社長様
今回はフェアトレードについての記事となります。
毎年5月の第2土曜日は世界フェアトレード・デー
なんですって~。
興味のあるかた~
がんばってよんでくださいね~
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2007年1月15日(月曜日)
No.03 フェアトレード
カテゴリー: コノソアコラム- コノソア事務局 @ 12時00分00秒
■フェアトレードという考え
発展途上国の生産者が生産したものを、
「公正」な価格で取引しようというのがフェアトレード(公正取引)です。
一見、貧しい人たちへのボランティアという印象が強い
フェアトレードですが、その根本にあるのは、
私たち自身に大きく関わる問題だと思います。
■一般的な商取引の抱える問題点
より安いものが多く売れる、高いものは売れない、というのが
一般的な市場原理です。
この価格競争の中で利益を得る、あるいは生き残るためには、
たえずコストを削減する必要に迫られます。
そして、コストを削減するため、労働賃金を下げる、品質を落とす、
という安直な策がとられがちであり、
これが大きな問題を引き起こす原因になっていると思います。
①労働賃金を下げる
最初に割を食うのは、発展途上国の生産者です。
競争社会で生き抜くスキルを持たない人々は、低い賃金で働かされ
ます。そして貧しい家庭で育った子供たちは、十分な教育を受けることが
出来ず、その弱者の立場から抜け出すことが困難になります。
②品質を落とす
また、私たち消費者も、無視できない影響を受けています。
低コストで収穫量を増やすために、化学肥料、農薬が使われます。
それぞれの土地に合った伝統的なやり方でつくられたものとは
比べものにならないくらい、品質の低いものしか手に入らなくなる
わけです。
そしてまた、このような大量生産についていけない、
小規模な生産者は生き残れず、大規模な企業に吸収され
低賃金で働かされる道を辿ります。
この二つの問題を解決するひとつの策がフェアトレードだと思います。
「公正」なお金を払いますので、昔ながらのやり方で
よいモノを作って譲ってください。
これがフェアトレードの基本的なスタンスなのだと思います。
■公正とは?
ところで「公正」な価格とはいくらなのでしょうか。
現在では、何が「公正」なのかを取り決め、第三者的に
保証することを目的として、IFAT(※1)やFLO(※2)といった
世界的な認証機関が設立されています。
私のつたない理解では、基本となる考えは「持続可能性(Sustainability)」
というキーワードに集約されると思います。
よいモノを継続して生産し続けるためには、
・よいモノをつくる技術があること
・つくったものが買われること
・つくる人の生活が安定していること
・環境に配慮していること
・技術が継承され、進化していくこと
が必要であり、これらの条件を満たすだけの対価が支払われるべき、
という観点に立ち基準が策定されているんだろうと。
◆コノソアでは、これからも「フェアトレード」に注目し、
微力ながらその活動に貢献していきたいと考えております。
[コノソア運営事務局/三浦清樹]
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※1 IFA(TInternational Fair Trade Organization)
フェアトレード団体を認定する国際組織。
基準に合ったフェアトレード団体に認定マークの使用権を与える。
※2 FLO(Fairtrade Labeling Organization International)
フェアトレード商品を認定する国際組織。基準に合った
フェアトレード商品に認定マークの使用権を与える。
コノソアであつかっているフェアトレード商品は
こちら↓
と
フェアビーンズコーヒー。