三陸町レポートその2。
三陸町の防災庁舎をあとにし、バスに乗り込んだ。
このあたりはすべてが流されていて、更地となっている。
動き出してまもなく、わたしの目に飛び込んできたのが、
三陸町の防災庁舎をあとにし、バスに乗り込んだ。
このあたりはすべてが流されていて、更地となっている。
動き出してまもなく、わたしの目に飛び込んできたのが、
この白い看板の文字だった。
ただただ窓の外を眺めているしかなかった。
被災地では、泣かないと決めていたのに。
南三陸町の防災庁舎の周辺には、
被災地では、泣かないと決めていたのに。
南三陸町の防災庁舎の周辺には、
様々な言葉を切り抜いた、白い看板がたくさんあった。
これが何なのか、調べてみた。
「福幸きりこ」
宮城県塩竈市以北から三陸地方南部では、
これが何なのか、調べてみた。
「福幸きりこ」
宮城県塩竈市以北から三陸地方南部では、
神社の神職が正月の神棚飾りのために、
縁起物を切り抜いた半紙「きりこ」を、
暮れに氏子に配布する風習があるそうです。
通常は半紙で作られていますが、
通常は半紙で作られていますが、
この「福幸きりこ」は風雨に強い素材で作られています。
今も、このあたりには何もありません。
高台移転の対象区域に入ってしまっているこの場所には、
新たに建物を建設することができないのです。
それでも、この土地を愛し、再興に掛ける熱い思いを、
このきりこに託し、訪れる人々の心に語りかけます。
「父のパン復活、次代へバトンをわたす」
震災後、お父様のパンを復活させるため、
今も、このあたりには何もありません。
高台移転の対象区域に入ってしまっているこの場所には、
新たに建物を建設することができないのです。
それでも、この土地を愛し、再興に掛ける熱い思いを、
このきりこに託し、訪れる人々の心に語りかけます。
「父のパン復活、次代へバトンをわたす」
震災後、お父様のパンを復活させるため、
不屈の精神で一からパン造りを覚えた雄新堂さん。
南三陸町さんさん商店街に新たにお店を構え、
南三陸町さんさん商店街に新たにお店を構え、
頑張っていらっしゃるそうです。
次に訪れた時は、お父さまへの誓いが込められたパンを、
次に訪れた時は、お父さまへの誓いが込められたパンを、
食べてみたい。
被災地に滞在中、いろいろな方とお話をしました。
「現状をあるがままに受け入れる」
「そして、諦めない」
その強さが、わたしの心に響きました。
そう、みんな、強いんだ。
出会った人たちは、強い。
別の記事で書こうと思っていることですが、
その強さ、明るさに、わたしは惹かれ、逆に勇気を貰い、
ここにいるんだと思う。
ふと目にしたきりこに、わたしは教えられた。
諦めないかぎり、人は、生きていける。
そんな強さを持った土地の人々を心から尊敬し、
ずっと応援していきたい。
そう思った。
被災地に滞在中、いろいろな方とお話をしました。
「現状をあるがままに受け入れる」
「そして、諦めない」
その強さが、わたしの心に響きました。
そう、みんな、強いんだ。
出会った人たちは、強い。
別の記事で書こうと思っていることですが、
その強さ、明るさに、わたしは惹かれ、逆に勇気を貰い、
ここにいるんだと思う。
ふと目にしたきりこに、わたしは教えられた。
諦めないかぎり、人は、生きていける。
そんな強さを持った土地の人々を心から尊敬し、
ずっと応援していきたい。
そう思った。