今日、ふるさと納税のウニとイクラが届いた。

箱を開ける。

ウニ。

イクラ。


最高である。

今日はこれをご飯にのせて食べよう。

そう思っていた。

ところがムスの答案を見ていたら、そんな幸福な気分が一瞬で吹き飛んだ。

問題は、

「地図を作るところは?」

答えは、国土地理院。

ムス、わからなかったようだ。

まあ、わからない問題はある。

問題はその後である。

答案を見る。

そこには、

「東横イン」

と書いてあった。

…………。

なんで?

地図を作るところだよ?

ホテルじゃないよ?

国土地理院がわからないのは仕方ないとして、インしかかぶってないよ


地図
↓
旅行
↓
泊まる
↓
ホテル
↓
東横イン

……なのか?

いや、でも。

思い当たる節はある。

ムス、以前ピアノの遠征でビジネスホテルに泊まったとき、ものすごく感動していた。

特に、ホテルで食べた夜鳴きそば。

「ホテルってすごい!」

みたいになっていた。

小学生男子にとって、

知らない土地に行く
↓
ホテルに泊まる
↓
夜にラーメンが出てくる

という体験は、相当なインパクトだったらしい。

だからなのかもしれない。

「地図を作るところは?」

と聞かれて、

「国土地理院?」

ではなく、

「東横イン!」

となったのは。


……いや、ならないだろ。

夜鳴きそば、東横インじゃないし!


しかし、本人の中ではきっと何かがつながっている。多分、イン。


そして昨日は昨日で、雨が降るギリギリに帰宅して、ほとんど濡れなかったムスが、

「俺、神じゃん」

と言っていた。

雨に濡れなかっただけで神。

今日は国土地理院がわからなくて東横イン。

神に東横イン。

忙しい。

そんなムスを横目に、母はウニとイクラを食べる。

ウニ。

イクラ。





おいしい。

ムスは今日も不思議。

でも、ピアノの遠征で知らない場所に行って、ビジネスホテルに泊まって、夜鳴きそばに感動して。

雨に濡れなかったことを「神」と言って喜んで。

地図を作るところを「東横イン」と答えている。

小学生男子の人生は、これで十分なのだろうー。


ただし。

東横インは地図を作らない。

そこだけは、今日ちゃんと教えておこうと思う。