「ひとつのことを究める」というのが、「道」というものだという気がする
だけど、私は
「相乗効果」というものを常に意識している
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趣味といってしまえばそれまでだが、
それだけではないのが
私にとっての日舞![]()
語れば長くなってしまう
土壌にフォーカスすれば、、
京染屋をしていた祖父
呉服屋をしていた伯母
近所の子どもに日舞を教えていた伯母
子どもの頃、着物を縫ってくれた祖母
篠笛、鼓の音を聴くと、
ふっと恍惚感におそわれてしまう![]()
約5年前、何かに導かれるように、今の師匠と出逢った
それ以来、もちろん、好きだから、つづけている
でも、決して自分の意思だけではない”何か”を感じるのも確か
週1でも、通いつづけることは容易ではない
カルチャーのように、
決まった時間に行って、順番に踊って、はい、終わり、と
いうわけにはいかない
感覚の鋭い師匠に会ったとき、気がせかせかしていたら
いっぺんにばれ、叱られる
お弟子さんの間では、察し、察され、
譲り合いの気持ちが欠かせない
心も、時間も、ゆとりをもって出かけねばならない
通いつづけるうちに、
どんなに忙しくても、
”心のゆとり”をもつことの大切さを教えていただいた
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勘が異常に鋭く、言葉のとてもきつい師匠には、
何度も泣かされた
核心をついていることが多いけど、
「何も知らないのに」
と
思うこともしばしばあった
それでもつづけていること、言葉では説明ができない
でも、自分に必要だから、と、目に見えない何かが教えてくれる
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昨日は、「勉強会」と称するおさらい会があった
初めての男踊りをした
1年間苦しんで稽古してきた
足が割れない
股関節が固い
しつけにむとんちゃくな母親のもとに育ったが、
「女の子が足を開いてはダメ」
ということは
数限りなく注意されたことをよく憶えている
知らない間に体にしみ込んでいるのかもしれないな・・と
思った
潜在的縛り
キレも迫力もある素晴らしい男踊りをなさる師匠も、
同じようなことを言っていたのが救いだったけれど
演目の「雨の五郎」は、
親のかたき討ちを熱く心に秘めながらも、
廓(遊郭)がよいをする、粋で豪快な男性
歌舞伎では「荒事」と呼ばれている、
豪快な踊りをしなければならなかった
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昨年、急にひらめいて、縁あって、始めた古武道
たくさんの隠れた理由のひとつとして、
男踊りをしっかり踊りたい、
というのがあったと思う
踊りの師匠は、踊り以外の習い事をすることを極端に嫌う
(なので、今でも絶対にナイショ
)
どうしても、意識が点在してしまうからだ
それについてはナットクしている
冒頭に書いたように、
確かに、「ひとつのことを究める」というのが、「道」というものだという気がする
だけど、私は
「相乗効果」というものを常に意識していて、
様々な角度からのアプローチは、
遠回りなようで、結局は近道になると感じている
特に、私の場合には
中途半端な踊りをして、「それじゃおかまよ!!」と言われ続け、
人としての中身まで中途半端と言われた
核心をついているだけに苦しかったし、
「なんとかしなければ」と思わざるを得なかった
何か、違うアプローチが欲しかった
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昨年後半は、正直言って、踊りの稽古への意識は薄くなり、
古武道に注力することになった
けれど、昨日の舞台は、
実際のできはともかくとして、
今までで一番、踊り終わったあとのすっきり感があった
仕上げの稽古時よりも、
落ち着いて、思い切って、できた
師匠にもめずらしく「よかった」と言っていただけた
それから、
「泣くのは、くやしいからでしょう」
「くらいついてくると思って、厳しくしてよかった」
とも
1対1の師弟関係では
つきあいが長くなればなるほど
お弟子さんが離れてしまうことはなによりつらい、と
以前お話しの中でうかがったことがある
厳しくしたら、私がやめてしまうかもしれないリスクをしょってでも、
未熟さを指摘してくれる
やり方はどぎついけれど、
こうやって”本気”で向かい合ってくれる人というのは
この時代
めったにいるものじゃない・・・
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悩んで苦しかったことも含めて、すべてのめぐりに感謝
そして、踊る直前に届いて、私にチカラをくれたメール![]()
その存在と温かい気持ちとに感謝![]()
人がここ一番でがんばろうと思うとき、
必要なのは
”愛”
だと思っている
どんな愛だっていいと思う
親子でも、友人でも、恋人でも、夫婦でも、
単なる知人でも、単なる通りすがりでも
自分ではなく、人、を思いやる気持ち![]()
モノ、ではなくて、愛、という目に見えないものが
チカラを与えてくれ、
ヒトの生きる支えになる![]()
ぜったいに![]()
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来月からは初めての芸者踊りを稽古させていただくことになった
色気をどうするか・・・![]()
また苦労すると思うけど![]()
1年ぶりに女踊りに戻り、芸者のしなやかな踊りを稽古することで
古武道では、
やわらかい動きができるようになるといいなと思う










