これは懺悔と後悔の告白です。
普通郵便を持って木曜日に郵便局へ行ったら、
「三連休を挟むので到着は来週火曜日です」と言われて驚愕しました。
さらに、「ゆうパックでしたら明日着なんですけどね」と言われさらにガックシ。
これがあの、あのとき言ってた「郵政民営化」だったのか・・・
2005年にわたしは小泉純一郎氏を支持しました。
「自民党をぶっ壊す」という言葉の勢い、メディア報じる大勢の支持の様子を見て、
この人が総理大臣になったら(←当時の感覚のママ)、
これからの日本もこんなイケイケ(勢い)の日本になるのかなと思って、
政策など見ず、また見てもよくわからず、
だから結局自分もその場の勢いに飲まれて、
自民党推しになりました。
そして17年後その結果がこの有り様です。
こんなオワコンニホンにしたのは17年前のわたしです。
特に若い皆さん、本当にごめんなさい。
そのときわたしは20歳前後でした。
まだ選挙という選挙に行った経験も少なく、
選挙というのはまず、投票できるっていう特権を味わうだけのイベントでした。
将来のこととかまったく考えていなかったんです。本当によくわからなかった。
マニフェストなんて言う言葉が出てきたのはそのあとだったと思います。
どんな自民党をどんな風に変えるために、小泉氏は何を壊すのかなど、
正直どうでもよかった。
ただ明るい未来になると思った。
または閉塞感ただよう人生を小泉氏が変えてくれるとでも思ったのかもしれません・・・。
そう、そもそも人生というのは自分で創るもの。
誰かが代わりに生きてくれたり、誰かが変えてくれたり、なんて、
そんなことを期待するのは自分の人生に責任を持っていない証拠です。
まあ、今だから言えるわけですが。
当時のわたしはまったくそんなことは考えておらず、
いつもいつも与えられるものを自分の人生だと思い込んでいました。
政治というものがわかりませんでした。
もう少し言うと、政治というものが不明すぎて、
自分には関係ないものだと思っていました。
どこかのおじさんの仕事だと思っていて、
自分の生活に一番に関係するものだという意識は微塵もありませんでした。
政治の話をする人はあまり好きになれなかったし
(そもそもそのような話を20歳の生娘(爆)にするような人はあまりいなかった)、
政治の投票というよりも人気投票のような気持ちでした。
このような意識でわたしは、小泉氏率いる自民党に投票しました。
わたしが触れたメディアの戦略思う壺で、
小泉氏はテレビの中で口を開けば「郵政民営化」と言っていました。
それをわたしは、
「先進国っていうのはこうじゃいけないんです、
郵政は民営化しないと先進国じゃないですよ!みなさん!」
と言っていると解釈していました。
戦前に叫ばれた「バスに乗り遅れるな」です、まさに。
本当に自分がバカ丸出しの文章を書いていることがもうひたすら恥ずかしい。
恥を忍んで書いています。
そういうわけだから、
なんかよくわからないままに人気投票で支持した小泉氏は無事に総理大臣になり
、ホッとしたのも束の間。あれから17年。
日本国内では少子高齢化に加え貧富の差がみるみるうちに広がって、
親の年収と子の学力に相関が見られるようになり、
しかしそれも個人責任で、目の前の自分の利益しか考えない人が多くなり、
温かさや笑いが減り、心は貧しくなりました。
物価上がれど年収上がらず、隣国の脅威ばかり増し、
そして株価だけは当然のように上がり続け、世界のATMと揶揄されるような国になりました。
こんな日本にしたのはわたしです。
これから成人を迎えるみなさん、これから生まれてくる皆さん、本当にごめんなさい。
大人になってからわたしのようなツライ思いをする人を減らしたい。
共感してくださる方、お願いです。協力してください。
18歳前後の若年者対象のリーダーシップ塾を開講します。政治の話ももちろんします。
坂本龍馬「日本を今一度せんたくいたし申候」にちなんで【Ryouma】という名前にしました。
第一期は10月開始です。
当事者の方、周りにこの世代がいらっしゃる方、どうぞご検討やシェアをお願いします<(_ _)>
ここまで読んでいただきありがとうございます。
決して小泉氏が悪いと言ってるわけじゃないんです。
二十歳超えてもなお判断軸を持たなかったあの頃の自分を、
心底反省しているんです。
Ryouma資料、一度目を通してもらえると嬉しいです。
あの頃のわたしがコロッと騙された姿