人生を、自分自身が舵をとって進もうとするすべての人のことをリーダーと言ってます。

 

 

歴史は教養ですよ〜真顔

 

 

 

で、ただの教養にしないのが「リーダーのための歴史教室」。

 

あなたはリーダーで、あなたが歴史を作る主人公なのです。

 

 

 

<今日のあらすじ>

アメリカの基礎を築き上げたのは各国から来た移民でした。そしてリンカン大統領の言っていた民主主義から、移民について問います。

 

 

 

 

中国人移民排斥法が出されてから、つまり1882年以降、全ての中国人は米国へ立ち入ることができなくなり、当時米国に住んでいた人は強制送還されました。その後は正式には入れなくなり、あとは密入国でした。労働力の需要は高く、その後日本人が多く移民として行くようになりました。

 

 

 

が、日本も日露戦争前後からアメリカと仲違いを始め、1900年ごろになると同じように日本人移民排斥運動によって行くのもいるのも難しくなり、また日系として生きていた人々がアメリカに残るのも難しくなったのでした。

 

 

 

 

はい、そんな風にして、アメリカ経済は移民によって活性化していきました。

 

 

 

南北戦争の結果、北部が勝利したということは、北部の訴えが通りやすくなったということですよね。北部は商工業が盛んで、イギリスに頼らず自国内で経済をまかなおうぜ保護貿易プリーズと訴えていました。

 

 

その通り、この鉄道開通(1869年)以降はアメリカの第二次産業革命と言われる、石油などのエネルギーが優先的に大事にされるようになりました。

 

 

当初奴隷を解放すれば北部の工場で働いてくれるだろうと思ってたけれど、解放された奴隷たちはそれまで通り南部で小作人として働きました。で、これら北部の推進した経済を担ったのが、上に書いたような移民だった、ということです。

 

 

 

 

↑アメリカへの移民数。アジアからの移民が拒絶されるなどその時の情勢によって移民の出身地には変動がありました。第35代大統領ジョン=F=ケネディはアイルランド系3世。

 

 

この動きは資本主義をさらにおしすすめ、リンカン大統領の言っていた民主主義、それは結局蓋を開けてみれば白人主観での民主主義が広まりました。

 

 

 

例えばこの鉄道開通によって、西部に行く白人が増えました。つまりそれは、西部に追いやられた先住民インディアンたちのさらなる行き場のなさ、苦しみを意味したのです。同時に、アメリカ国内(東西)の政治的・経済的統一は促されました。

 

 

 

黒人を差別し、インディアンを排除しながら、多様な移民を迎え入れて独自の民主主義を確立したのがアメリカです(しかも移民でも白人や米国に同化しなければ排除)。

 

 

彼らが受け入れたのは諸外国からの移民であり、もともとそこに住んでいた人でも、少し前に強制的に奴隷船に乗せられて連れてこられた奴隷の子孫でもなかった。

 

 

 

人民のための民主主義というのは、結局のところこの時はまだ、血で選ばれた民主主義ということだったのですね。

 

 

今のアメリカはどのように映りますか?

 

 

 

流れ星翻って、今の日本はどうでしょうか。

 

 

リーダー、あなたは、移民についてどう思われますか?日本は移民を受け入れるべきだと思われますか?地球上のあちこちで紛争が起こっていて、たまたまそこに住んでいた人々は難民となって各地をさまよいます。

 

 

紛争が起これば起こるほど、難民が増え、ふるさとを捨てざるを得ない人々が増えてゆきます。どこか別の国が、彼らを引き受けるのです、移民という形で。

 

 

紛争だけではありません。原発のトラブルだって、引き起こされる現実は全く同じですよね。世界で起きていることが、311以降の日本でも縮図のように起こっています。

 

 

日本は外国に原発を輸出しようとしています。安倍さんが成長戦略として積極的に動いていますね。そんな中、日立は計画から手を引きました。大きく評価したい。

 

 

 

そしてもう一度問いますね、リーダー、日本が世界に果たせる役割って、一体どんなことだと思いますか?

 

この狭い狭い国土の中で、さらに人を受け入れることがベストなのだろうか?夜中まであくせく働いて鬱病も増やしながら経済回して、それで集めた税金で武器を買うことだろうか?真の国際協力って、なんだろうか?

 

 

ああ、尽きないのでこの辺でやめとこう・・・読者さまが減っちゃう・・・笑い泣き

 

 

 

 

 

そうそう、飛行機が発明されたのが1903年です。ちょうどこんな頃にライト兄弟が活躍したのですね。

 

 

↑フライヤー1号

 

 

 

ふんわり風船星2019年2月5日から茶の本のオンライン読書会を行っています。伝統的な日本文化だけでなく、日本の精神が書かれている本です。初回「まえがき」でしたが(本文でもない!笑)、参加してくださった方が世界のあちこちから入っていて、あまりにいい読書会が催されているので、途中からでも参加可能としました。

 

 

 

茶の本は、岡倉天心が西洋に向けて英語で書いた『The Book of Tea』の日本語訳の本です。日本の思想や哲学、東洋や日本てこんな素晴らしい文化を持っているんだよ!というのを、芸術の域まで高められた「茶道」という切り口で書かれています。

 

『The Book of Tea』は日本語だけでなく、スウェーデン、ドイツ、オランダ、スペインなど各国の言語で翻訳されています。

 

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ふんわり風船星海外赴任者向けプログラムを作りました。異文化理解セミナーはよく聞くのですが、自分たちのこと=日本を知るためのプログラムです。もちろん、歴史も取り入れてます。日本人として地球規模で広く観て考えられる赴任者を育てます。周りに合いそうな方がいらっしゃいましたらご紹介くださいm(_ _ )m

 

 

ふんわり風船星個人向けのオンラインプログラム、自分史編

 

わたしが普段、「歴史を学ぶのではない、歴史から学ぶための歴史教室」と表現しているのは、チラシの感想に書いている通り。歴史というのは、教科書に書いていることでも、このブログに書いていることでもなく、自分の歴史=人生も、同じなのです。だから、歴史を学ぶということは、自分自身を学ぶということなのです。

 

「人生を紐解いて未来につなげたい人、人生を大事にしたい人」にいいと思うとのこと。ご興味ある方はお問い合わせください。

 

いのししひとみコーチングオフィスのホームページいのしし

もっと先の未来へ。