人生を、自分自身が舵をとって進もうとするすべての人のことをリーダーと言ってます。

 

 

歴史は教養ですよ〜真顔

 

 

 

で、ただの教養にしないのが「リーダーのための歴史教室」。

 

あなたはリーダーで、あなたが歴史を作る主人公なのです。

 

 

 

<今日のあらすじ>

モスクワ大公国は次のツァーリの時に後継者がいなくなり、ロマノフ朝が誕生します。ピョートル1世が現れます。

 

 

さて、1240年のキエフ公国滅亡以降、タタールのくびき時代が、13世紀から15世紀まで続きます。

 

 

キエフにいた人々は、モンゴル襲来によって生きる拠点をモスクワに移して(逃げて)いたわけだけど、1480年、そのモスクワから領土拡大していたモスクワ大公国のイヴァン3世によって、ついに独立国ができました。

 

 

 

昨日も載せましたが、地図で確認してください。この緑色で塗られたところがモスクワ大公国。

 

 

 

 

 

イヴァン3世の孫、イヴァン4世のとき、彼はとても激しい政治、恐怖政治を行い、多くの人から恐れられた皇帝ですが(雷帝と呼ばれている)、かなり領土を拡大し、シベリア開発が行われます。シベリアはご存知の通りとても寒いわけです。毛皮を求めて東方へ進出するようになりました。上の地図、右側に緑の矢印があって、イェルマークの遠征って吹き出しになってますね。それです。

 

 

 

 

このイヴァン4世のときに正式に「ツァーリ」という、つまりそれはロシア皇帝の称号であり、全ロシアの支配者という意味を表すわけですが、これが使われ始めました。イヴァン3世のとき一時的にツァーリがありましたが、イヴァン4世が使用を始めました。そして、1917年帝政ロシアが終わるまで、ツァーリが続きました。

 

 

 

皇帝というのはローマでしか使われなかった称号です。それがロシアで使われ始めたというのはわけがあって、ヨーロッパの歴史の中に出てきたビサンツ帝国って覚えてますか?ビサンツ帝国っていうのはローマ帝国が二つに分かれたときの東ローマ帝国だったですよね。ロシアはこのビサンツ帝国の制度を引き継いでいたのです。だから、ローマ帝国の称号、皇帝という制度が、ロシアでもツァーリとして使われるようになったのでした。

 

 

イヴァン4世は息子(有能な皇太子だったために周囲の期待が高まりそれが父親に伝わってしまった)を怒りのあまり殴り殺してしまったことでも有名。

 

 

 

↑打ち殺してしまったイヴァン皇太子の亡骸を抱きしめ途方にくれる、イヴァン4世。

 

 

 

 

 

モスクワ大公国はその後、後継者がいなくなってしまい、1613年にロマノフ朝ができます。

 

 

 

この緑色のところが建国時のロマノフ朝。モスクワ大公国の後できた王朝です。上の地図と色が同じなので要注意です注意違う国ですが、ここでもツァーリは継承されました。

 

 

 

つぎのこのロマノフ朝の時、1682年にピョートル1世という人がツァーリになります。彼は自らヨーロッパへ視察へ出かけ、西欧化を推し進め、ロシアを今のおおおきな国にまで広げた人であり、さらに南方へと降りて行くきっかけとなった人なのです。また、ピョートル1世のときから、ロシアという名前が出てきます。

 

 

 

 

続く。

 

 

 

ふんわり風船星2019年2月5日から茶の本のオンライン読書会を行っています。伝統的な日本文化だけでなく、日本の精神が書かれている本です。初回「まえがき」でしたが(本文でもない!笑)、参加してくださった方が世界のあちこちから入っていて、あまりにいい読書会が催されているので、途中からでも参加可能としました。

 

 

 

茶の本は、岡倉天心が西洋に向けて英語で書いた『The Book of Tea』の日本語訳の本です。日本の思想や哲学、東洋や日本てこんな素晴らしい文化を持っているんだよ!というのを、芸術の域まで高められた「茶道」という切り口で書かれています。

 

『The Book of Tea』は日本語だけでなく、スウェーデン、ドイツ、オランダ、スペインなど各国の言語で翻訳されています。

 

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ふんわり風船星海外赴任者向けプログラムを作りました。異文化理解セミナーはよく聞くのですが、自分たちのこと=日本を知るためのプログラムです。もちろん、歴史も取り入れてます。日本人として地球規模で広く観て考えられる赴任者を育てます。周りに合いそうな方がいらっしゃいましたらご紹介くださいm(_ _ )m

 

 

ふんわり風船星個人向けのオンラインプログラム、自分史編

 

わたしが普段、「歴史を学ぶのではない、歴史から学ぶための歴史教室」と表現しているのは、チラシの感想に書いている通り。歴史というのは、教科書に書いていることでも、このブログに書いていることでもなく、自分の歴史=人生も、同じなのです。だから、歴史を学ぶということは、自分自身を学ぶということなのです。

 

「人生を紐解いて未来につなげたい人、人生を大事にしたい人」にいいと思うとのこと。ご興味ある方はお問い合わせください。

 

いのししひとみコーチングオフィスのホームページいのしし

もっと先の未来へ。