人生を、自分自身が舵をとって進もうとするすべての人のことをリーダーと言ってます。
歴史は教養ですよ〜
で、ただの教養にしないのが「リーダーのための歴史教室」。
あなたはリーダーで、あなたが歴史を作る主人公なのです。
<今日のあらすじ>
第一次とは内容の変わった、第二次バルカン戦争の話。ヨーロッパのあちこちに、二極化ができたのでした。
で、バルカン同盟がなくなって、、、、次に起きたのは第二次バルカン戦争でした。
それまでの構図とは少し趣を変えて、今度はバルカン半島内の対立が戦争となったのです。
今度の対立は
バルカン半島内!
マケドニア返せ!マケドニアはうちの領土だ!!
あ、昨日の記事の地図の中から、マケドニア見つけてくださいました?これ超大事なので、一緒に見てね。
単独です
ブルガリア
VS
セルビア・ギリシア
オスマン帝国(ブルガリアの勢力拡大を恐れた)、モンテネグロ、ルーマニアが支援
ということで、第二次バルカン戦争はブルガリアが孤立した状態での戦いでした。
そしてブルガリアは敗北。ブルガリアはマケドニアの領有ができなくなりました。そもそもセルビアとマケドニアは昔っからこのマケドニアってところを取り合っていたんですね。
それまでブルガリアのマケドニア領有にNOをつきつけて不満を持っていたセルビア・ギリシアですが、今度は逆の立場に。そして、お互いにマケドニアをめぐるにらみ合いというは、それぞれの国に対する不満となって、、、
その不満は、まさに、今にも爆発しようとして、、、
爆発までのカウントダウンはもうとっくに始まっていました。
この後、ブルガリアとオスマン帝国(現トルコのことですが)はドイツ(とオーストリア)への依存を高めてゆきます。それは、負けたセルビアに対し、そしてまたそれをパン=スラヴ主義という形で支援してきたロシアに対して反感を持ったゆえのことでした。
ドイツに対する依存を高めたということはつまり、パン=ゲルマン主義、ここでまたその民族同士の対立が、しっかりとしっかりと浮き彫りになることになったのです。
そして、もっと広く見返すと三国同盟/三国協商という二極化もしっかりと残っています。
三国同盟の三国、つまりドイツ・イタリア・オーストリアですが、このイタリアとオーストリアの関係を一度だけどっかに書きました。その、ムムム、というのが、のちに大きく影響します。わからない方はもう一度よく見返して、「未回収のイタリア」を見ておいてくださいね。
というわけで、ヨーロッパは今日で終わりにします。昨日と今日の回はとても大事な話が盛りだくさんでした。世界の方向性が変わったことを知るにふさわしいだけの情報を入れていますので、よく読んでくださいね〜
次は、アメリカへ参りましょう。
2月5日から茶の本のオンライン読書会を行います。
茶の本は、岡倉天心が西洋に向けて英語で書いた『The Book of Tea』の日本語訳の本です。日本の思想や哲学、東洋や日本てこんな素晴らしい文化を持っているんだよ!というのをお茶という切り口で書いています。
海外赴任者向けプログラムを作りました。異文化理解セミナーはよく聞くのですが、自分たちのこと=日本を知るためのプログラムです。もちろん、歴史も取り入れてます。日本人として地球規模で広く観て考えられる赴任者を育てます。周りに合いそうな方がいらっしゃいましたらご紹介くださいm(_ _ )m
個人向けのオンラインプログラム、自分史編
わたしが普段、「歴史を学ぶのではない、歴史から学ぶための歴史教室」と表現しているのは、チラシの感想に書いている通り。歴史というのは、教科書に書いていることでも、このブログに書いていることでもなく、自分の歴史=人生も、同じなのです。だから、歴史を学ぶということは、自分自身を学ぶということなのです。
「人生を紐解いて未来につなげたい人、人生を大事にしたい人」にいいと思うとのこと。ご興味ある方はお問い合わせください。
もっと先の未来へ。