人生を、自分自身が舵をとって進もうとするすべての人のことをリーダーと言ってます。

 

 

歴史は教養ですよ〜真顔

 

 

 

で、ただの教養にしないのが「リーダーのための歴史教室」。

 

あなたはリーダーで、あなたが歴史を作る主人公なのです。

 

 

 

<今日のあらすじ>

ドイツの前身プロイセンで、宰相ビスマルクは武器を取り、周辺国から領土を奪い、発言権を奪い、さらにその巧みな外交手腕をもって、ヨーロッパにおけるドイツ帝国としての地位を確実にしていきました。

 

 

 

こんにちは。昨日までフランスについて書いていましたが、今日はドイツ側の目線です。

 

 

このころ、といっても近世からですが、国境というものに人々がかなりシビアになりました。で、やはりその影響があって、ヨーロッパと一括りに書けなくなっています。

 

 

東アジアのように中国とか日本とかわければいいんだけど・・プロイセンとかもう無いから、やだし。。。

 

 

うーむ。

 

 

さ、つべこべいってないでつぎ、つぎロケット

 

 

 

1864年にデンマーク戦争なるものが勃発します。ちょっと北欧の地図を載せますね。

 

 

 

 

はいこの、北欧の国々は、ドイツ帝国という形でドイツが統一したことが氣に入らなかったというベースがあります。

 

 

で、実はこの地図にある「シュレスヴィヒ・ホルシュタイン」地区はもともと独立した国だったのですが、さらにその前には別の国に属していました。シュレスヴィヒはデンマーク王国に、ホルシュタインは神聖ローマ帝国に統治されていたのです。このときには神聖ローマ帝国はなくなっていたわけですが。

 

それが諸々を経て分裂し、それでも両公国はくっつけて統治しようという国際的な決まりになりました(1848年ロンドン議定書)。もう少し詳しい地図を、これまた世界の歴史まっぷさんから。地図は上の方、右側の凡例は下の方をご覧くださいね。

 

 

 

 

 

デンマークがその約束を破ってシュレスヴィヒ公国だけデンマークの領土とする法律を出したがために(公国は日本の藩のようなもの)、プロイセンの宰相ビスマルクはオーストリアと組んで、デンマークに武力干渉したのです。結果、勝利し、なんと、シュレスヴィヒはプロイセンが、ホルシュタインはオーストリアが持つことにポーンあ〜れ〜ポーンポーンポーンくっつけなくていいんかいっ!!!

 

 

 

そうなんです、このビスマルクという人、ドイツ建国の父であり、また冷酷な鉄血宰相とも呼ばれています。統治には鉄と血さえあれば良い、という方針演説をおこない、実際にそのような形で、兵士が血を流し、鉄を使って(つまり、銃とか軍艦とか武器のこと)政治を進めたのです。

 

 

 

↑この人がビスマルク。プロイセンのユンカー出身。ユンカーは地主の貴族で大農場を経営し支配階級の中心だった。プロイセンは農業を主軸とした国策で穀物をたくさん作って、それを周辺国に売ることで力を蓄えた。そのために、ユンカーが必要だった。

 

 

で、今度はオーストリアと分け合ったはずのそのホルシュタイン公国をめぐって、オーストリアをその氣にさせて、戦争に持ち込んで勝ち、領土を奪い取る、という、ビスマルクおきまりの流れで周辺国オーストリアを抑え込みます。1866年。

 

 

上の地図でいうとドイツの赤黄色(っていう色ある??とにかくこんな感じの色)のところですね。

 

 

そうなればもう、ドイツ統一に関する国内の揉め事(火種)はおさまりました。ビスマルクはたくみな外交手段(というか、戦争して勝って発言力を強めて相手に言うこと聞かせる)をもって、周辺国との付き合いをはじめ、今度は領土拡大というよりもいかにドイツを守るかというところにフォーカスを切り替えて政治を進めたのでした。

 

 

一番やっかいなのが、お隣の国、フランス。ロレーヌ・アルザス地方を取り合っています。昨日かいたけど今ワインがすごく有名な場所でしょ?つまり昔から肥沃な土壌だったわけですね、さらに鉄に石炭まで取れる産地。ロレーヌは岩塩取れるし。そういうところを絶対に国土にしたいわけですね。

 

 

で、ビスマルクとしては当然、フランスがどうにか挑発に乗って、宣戦布告してくれないかなぁ〜と、思っていたわけです。まさにやり口はオーストリアの時と一緒。

 

 

 

続く

 

 

 

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わたしが普段、「歴史を学ぶのではない、歴史から学ぶための歴史教室」と表現しているのは、チラシの感想に書いている通り。歴史というのは、教科書に書いていることでも、このブログに書いていることでもなく、自分の歴史=人生も、同じなのです。だから、歴史を学ぶということは、自分自身を学ぶということなのです。

 

「人生を紐解いて未来につなげたい人、人生を大事にしたい人」にいいと思うとのこと。ご興味ある方はお問い合わせください。

 

 

 

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