さてと、今日から、ヨーロッパです。

 

 

ペルシア戦争の話で前回終わりました。

 

で、今回からヨーロッパってことは、つまり、ペルシアと戦ったのが、そう、ご名答、ヨーロッパの国々の連合体でした。そもそもヨーロッパっつーのは最近できた呼び名ですから、国というよりも、あちこちにできた都市の連合体です。

 

 

 

ちょっとまた遡って、ヨーロッパの初めの頃のお話を。

あ、その前に。

なんで、初めの頃ばかりこんなたくさん書いているのかというと

 

考え方のベースだからです。

 

 

 

もちろん、この先近代史まで行きます、が、

人々の営みである宗教の始まりが何だったかとか、そもそも人間の始まりがどうだったかとか、そんなことすっ飛ばして未来は語れない。

 

さらに言えば、近代史はその繰り返しに過ぎない時があるんです。

 

 

 

歴史の中に真理を見つける→リーダーとしてそれを活かす、というのが、

「リーダーのための歴史教室」の目標です。

 

 

 

何のために歴史を学ぶのか?ここでは、

平和を見つけるために、です。

平和が、和平が実現されてきたのは、歴史の中でどんなタイミングだったのか、どんな思想があり、どんな願いがあり、またどんな人たちがそれをしてきたのか、そこから、現代に活かせる知恵はないのか、それを探すのが、歴史を学ぶ理由だとわたしは思っています。

 

 

 

 

 

 

 

はい、アツくなったところで、

さて、ヨーロッパの初めは、古代ギリシャです。

 

 

 

地、地図が、ちいさいっ!!笑い泣き

世界全体がどうなっているのか振り返るのにすっげーいいじゃん!と思ったのにー。。。

 

 

仕方ない、

今日は、左の、ピンクと紫、緑あたりです。

あちこちが海に面した、いろんな民族がいたところ。

 

 

 

 

イリアス

オデュッセイアって、覚えていますか?

 

本の名前だってことくらいは覚えてる??

 

 

さらに、トロイの木馬って聞いたことあります??

 

 

 

そうです、あ、違います、コンピューターウイルスの名前じゃないです。。。

 

 

 

ホメロスという人が書いた、とされる、

イリアスという本の中に出てくるのが、トロイアの戦いです。

 

 

トロイアの戦いは最後、オデュッセウスの考えたトロイアの木馬作戦で終わります。

 

地図の右の、トロイ(トロイアともいう)というところ。戦いの時代まで書いてある。便利な地図を見つけたものだ。ニヤリ

 

 

 

戦いのきっかけは、トロイアの女神たちの、「わたしが一番キレイ」という、あれです。張り合いですね。はい。それで、誰かに決めてもらおうということで指名されたのが、パリス。女神たち3人はそれぞれ、「わたしを選んでくれたら、あなたにこれを与えましょう」と言って、結局パリスが選んだのは、「この世で一番美しい女性」をくれるという女神(名前忘れた)。

 

そして、パリスはこの世で一番美しい女性、ヘレネと恋に落ちる。ここまでは良かった。

 

 

そのヘレネがですね、人妻なんですわゲッソリため息。しかも、敵国の。

 

 

当然妻を取られたら取り返しますでしょ、それで戦いが始まりました。女ですよ、女。まあそれは後で書くとして、ギリシャ軍のオデュッセウスは奇策に出ます。中に何人も人が忍び込めるような大きな大きな木馬を作り、敵国であったトロイア軍の門の前に置いておきます。木馬には「あなたたちには負けました(直訳するとそんな内容で、本当は確か女神がうんたらとか書いてあったような気がします)」みたいなことを貼り付けておいてですね、中には人が入っています。トロイア軍は当然、勝利ということになって、その大きな木馬は戦利品だということで門の中に引っ張り込まれたわけですね、そして、トロイアの兵が勝利の杯に酔いしれている間に、木馬の中に潜んでいたギリシア軍は反撃したというわけです。

 

 

 

 

 

この戦い、10年くらい続いてたんですね。そろそろやめようよ、もういいんじゃない?とか思いますよね、そりゃ。結局戦いの元になったパリスも途中で亡くなり、悲しみの果てにヘレネも死にます。主人公がいなくなったのに戦いは続く。今の私たちの感覚とは少し違いませんか?だって戦いの始まりが妻の取り合いですよ?それがやがて忘れ去られて、、ねえ。

 

 

どうも、ホメロスはトロイアの木馬については特に触れていないらしいのですが、諸説ありまして、とりあえず歴史の本通りに書いておきます。たぶんホメロスがトロイアの木馬について言ってても言ってなくてもここではたいして大事な部分ではないと思うので。

 

 

で、またいつか書くと思いますが、トロイアの上の物語は伝説だと思われていたんですね、それこそホメロスの残した叙事詩はあるけれどトロイアはどこだったの?世界中から金銀集まってくるそれは豪華な都だった形跡はどこにあるの?見つからないなら伝説でしょ〜という感じで。それをですね、このホメロスの叙事詩に魅せられたシュリーマンという人が、何年も何年もかけて発掘するんです爆笑乙女のトキメキゆめみる宝石1873年のことです。

 

 

 

人々の営みの中で王が弔われ、

それを記録(記憶)する人がいて、

さらにそれを手がかりに、何千年もあとに発掘する人がいる。

そして、歴史が動き出す。

歴史というのは、一体いつ始まるのでしょうね。

 

過去は、いつ作られるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

それで、歴史×女を語り出すときりがないんですがね、特に神話系。ちょっと書いておくと

 

 

中国殷では紂王が

旧約聖書ではソロモン王が

そしてギリシャ神話ではパリスとヘレネの悲劇。

そのほかにも、出てきますよグラサングラサン

 

 

特に上二つは、王が女と酒に溺れて政治を怠った結果滅ぶ。

豪華な宴会のことを「酒池肉林」といいますよね、まさに、殷(いん)の紂王(ちゅうおう)は妲己(だっき)という女性(狐が化けたものだったらしい)に溺れ、酒を飲んでは妲己とイチャイチャし、政治も妲己の言いなりの生活をしていてこの言葉が生まれました。

 

 

紂王については、封神演義が詳しいです。

そして、封神演義は周の建国の話なのですが、そういうのって、前の王朝を悪くいうことでより周を際立たせる効果があったと思われ、紂王がことさらひどい感じに書かれているのではないかとも思われます。

 

 

 

リーダーの皆様、どうか魅力的な異性にはお気をつけあそばせ。

 

 

って!!全然ヨーロッパの歴史が進んでないじゃん!教科書の情報だと1行くらいしか書いてないし!!滝汗

 

 

 

 

 

が、まあいいか、これはこれでとても大事な回です。なぜならば、歴史の教科書には載っていないけれど、歴史はこのような流れでできてきたんです。今日は出来事の背景みたいなところを書くことができたと思います。ということで。ヨーロッパは次回からしっかり書きます。多分。

 

 

 

 

 

続く。