曲げ木の美しさ | コネクトのブログ

曲げ木の美しさ

先日行きました飛騨産業さんの


工場見学に行ってきました。



飛騨産業さんといえば、やはり


「曲げ木」


の技術だと思いますが、一般の方だと


どう曲げているかも想像つかないと思います。


僕も方法は知っていましたが、実際に工場で


見せていただくのは初めてでしたので、


今回はその方法についてご紹介します!



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先ずは飛騨産業さんの入り口です。


ものすごく大きな工場になります。


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そして曲げ木の現場です。



木材から木取りされた材料がここに並んでいます。


そもそも曲げ木のほとんどが椅子やソファの


背もたれ、肘の部分で使用されることが多いので、


このような細い角材のような材料が多いですね。



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先ずは先ほどの木材をこのような釜で蒸すことで


曲げやすい状況をつくります。



高温の水蒸気を木に含ませることで、柔らかくします。



ただ曲げる木の樹種によって、この蒸す時間を違っており、


なおその樹種のなかでも材料1つ1つによって


細かい調整はあるそうです。



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そしてその柔らかくなった材料を金型にはめ込み


金具で順番に固定したのち、人工乾燥機で3日以上


置きます。



ここで含んだ余分な水分を出すことによって、


材料が本来の硬度に戻ります。



この乾燥の詳細な設定を


曲げた木を見ながら行うことで、


割れなく木を曲げることができます。



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そして完成したのがこちらです。


この曲げのラインが、美しすぎます!



決して今工場の方が「えいっ!」と曲げたわけ


ではありませんから(笑)



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そして曲げられた材料はこの後削りだしや


仕上げの研磨を経て、こうやって


椅子の背もたれに使われたりします。





材料を削りだして


蒸して


型にはめて


乾燥させて


曲げる



1つの材料を曲げる為にこれだけの工程を必要とします。


そしてさらにこのほとんどの工程が手作業によるものが


多いことです。



そこには木は生きていて、人と同じようにそれぞれの


固体差があるからこそ、繊細な対応が求められるという


ことになります。



職人さんが言います。


「木は言う事をきかない。」



曲げ木というのはそんな木と


職人の対話の結果だと強く


感じました。




CONNECTにはこんな曲げ木を


使用した椅子が多くあります。


是非一度触れに来てください。



CONNECT 黒田


■ただいまホームページ工事中につき

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