リーダー就任最初の100日ですべきこと | コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

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BCGから論考のクラシックシリーズとして「

リーダー就任最初の100日ですべきこと」が公開されています。


リーダーが就任100日ですべきこと。
基本的には、私はレヴィンの解凍、変更、再解凍を意識して組織変革をし、最初三ヶ月はビジョン策定、施策の洗い出し・優先順位付け、そして対話による味方作りに徹します。



今回参考になるのは特に下記2点です。


5. 自分自身のクセに注意し、直すこと

あなたご自身がビデオで撮られ、15メートル幅の大スクリーンに映し出されていると想像してみてください。リーダーとしての一挙手一投足が議論と解釈の的になります。あなたが何時に会社に到着するか、廊下で社員とどのように接するか、自分の時間をどう配分しているか、どのくらい徹底的に準備して会議に臨むか、など。あなたが変えたいと思っている企業文化の側面を1つか2つ取り上げ、これを迅速に変えることによって、改革に対するあなたのコミットメント(覚悟)の強さを示すべきです。ただ、今ある問題を解決することにより、将来の問題解決の検討の幅を狭めてしまうリスクもありうるので、注意して進めてください。


9. 見えないチャンスと脅威を感知する能力をつけること。必要な場合は応急措置を施すこと。すぐできる「クイックヒット策」のリストを常に更新していくこと

クイックヒット策には、より収益性の高い製品の販促キャンペーン、主要顧客との契約拡大交渉、弱い部門の新製品開発の抑制、競合の低コストに対抗するための総合的な生産性向上プロジェクトなどがあります。ただ注意して頂きたいのは、ご自分が取り組んでいることを示すため、すべての問題を一遍に解決しようとするワナに陥らないことです。オペレーション上の詳細事項の泥沼にはまり込んで、全体像を見失うリスクがあります。