組織論から見る派閥 | コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

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自民党の派閥解消のニュースが相次いでいます。本質は政治とカネの問題であり、派閥が人事のアドボカシー機能と、政治資金を透明化せず適切に扱わなかったことが問題でしょう。




私は自民党は様々な政治思想・哲学の政治家の集まりと考えており、ダイバーシティという観点では、一定の派閥は必要ではないかと思います。綺麗事ですが、政策をきちんと闘わす機能を持たせれば、競争原理が働き、組織は強くなるでしょう。


2点目はガバナンスの観点で、ダンバー数の話をこのブログでも書きましたが自民党ほど大きい、いわゆる個人商店の集まりは、統治の観点で組織のフラット化は難しいでしょう。ゆるやかにグルーピングされていき、いずれは派閥になるのだと思います。



国民のために、政治信条を掲げ、政策を闘わせて、制度・法律を作るのが政治家の仕事。一人ではどんなによい法律を作ることは難しく、やはり集団でまとまるのが民主主義のルールです。本来の政策集団が機能するか監視していきたいと思います。