【読書】インド・シフト 世界のトップ企業はなぜ、「バンガロール」に拠点を置くのか? | コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

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本年2月の初めてインドに訪問しました。本書でもテーマの中心になっているバンガロールです。

ビジネスパークの中のホテルで3日間過ごしましたが、同僚のインド技術者の抱負さ、またレストランに移動する途中で見た街の活気さにインドの高度経済成長の一端を見たような気がします。

 

本書は元ソニーの方で長くインドにいらっしゃた方のインド・バンガロールがなぜ注目されているのかを語られた本です。

キーメッセージは冒頭に述べられている「インドにグローバル戦略拠点や研究開発拠点を置き、社内のトップ人財や資金と言ったリソースを徹底的に投入する。そしてインドの高度IT人材とともに、インドから世界的イノベーションを生み出していくこと」です。

 

その理由を7つの吸引力としてまとめられており、

1. 世界最先端のITテクノロジーが集積し、高度な仕事ができる

2. 世界のITトレンドがいち早く読めるようになる

3. ITエンジニアを必要なだけ雇用できる

4. コストを抑えられる

5. グローバル人材を獲得できる

6. リバース・イノベーションを起こしやすい

7. マーケットが今も右上がりで拡大中

とのことです。

 

よって日本企業は、社内向けの開発拠点としてGIC(Global In-house Center)をインドに置くことの重要性を説かれています。

従来のオフショア開発拠点ではなくイノベーションを起こすための研究・開発の中心地という意味です。以前にも触れましたがインドにはなんとかなるさというジュガードの精神や、数理を得意とする教育機関の多さ、そして現実的にグローバル企業のCEOを多数輩出したり、インド政府のスピード感(アダール)など実績の多さもイノベーションを起こす利点です。

シリコンバレーからバンガロールへという著者の発言は非常に印象に残るものでした。

 

また個人的にはインフォシスのグローバルエデュケーションセンターキャンパスと呼ばれる講師600名、常時1万人をトレーニングできる施設に興味を覚えました。