【読書】孫正義2.0新社長学 IoT時代の新リーダーになる7つの心得 | コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

外資系IT企業で働くコンサルタント&プレイングマネージャーのブログです。日々の雑感や読書日記を紹介します。

 

昨年末に読んだ本です。

 

昨年はソフトバンク 孫社長のトランプ次期大統領やプーチンロシア大統領との接触をはじめとする政商として、ソフトバンクビジョンファンドの設立などテクノロジープラットフォームリーダーとしての活躍が多くみられました。そしてその孫社長が仕掛けた大きなイベントがARMの買収です。本書では孫社長の元側近であった嶋聡の観点からアローラ副社長の解任劇やARM買収の理由が語られています。

 

ARM買収の理由は、下記の通り端的に述べられています。

 

超知性をもたらす人工知能、人工知能を成長させるディープラーニング、ディープラニングに必要なのがビッグデータ。では、地球上の森羅万象のデータといえるビッグデータを吸い寄せる存在は何になるのか?

チップである。

そしてチップを製造するもとになるのが、アームの「設計図」である。今から二十年内以内に、おそらくアームは約一兆個のチップを地球上部ばらまくことにある。(P.122)

 

孫氏を知る上で興味深い一冊でした。