【読書】シンギュラリティ大学が教える飛躍する方法 | コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

外資系IT企業で働くコンサルタント&プレイングマネージャーのブログです。日々の雑感や読書日記を紹介します。

 

今年はAI元年と言うべき年になったと思います。
本質的にはビッグデータの延長になるものだと理解していますが、
それでもAIというモノゴトが私たちの生活に身近になっているという事実があるでしょう。

その新しい世界が来る中でキーワードとなるのがシンギュラリティとエクスポネンシャルという2つであると考えます。
本書はシンギュラリティ大学と言う教育機関の著作です。原題はExponential Organization。
こちらのタイトルの方が私はしっくりきます。

このExponential Organizationを実現する上で、SCALEとIDEAが大事であると説かれています。
このサイトから引用させて頂きます。

 

外部環境的性質 SCALE
ExOは多かれ少なかれ、外部環境的性質として以下の性質を持っています。

 

S (Staff on Demand、オンデマンド型の人材調達)
ExOは必要に応じて必要な人材を調達することができます。内部に固定化したリソースを抱え込む必要がないのがExOの特徴です。
C (Community & Crowd コミュニティとクラウド(群衆))
ExOは強固なコミュニティを有しており、必要に応じてサポートしてくれるクラウド(群衆)がいて、コミュニティがサービスや製品を育てます。中国の携帯メーカー小米が強固なコミュニティを有していることなどは非常に有名です。
A (Algorithms、アルゴリズム)
ExOは自律反射的にサービスが提供できるアルゴリズムを持っています。GoogleのAdwordsサービスなどは特徴的です。Uberなどもそうでしょう。サービスそれ自体に人手を介する必要が無いのです。
L (Leveraged Assets、外部資産の活用)
ExOは外部資産をうまく活用します。すべてを自社で保有する必要はありません。
E (Engagement、エンゲージメント)
ExOは強力に顧客をエンゲージメントしています。コミュニティの概念とも近いでしょうが、顧客が繰り返し選んでくれる製品・サービスを提供しています。

内部環境的性質 IDEAS
ExOはさらに組織の内部に以下の構造を有しています。

I (Interface、インターフェース)
ExOは内部に非常に有効に作動するインターフェースを持ち、日々それを更新しています。SCALEのA、つまりアルゴリズムを有効に機能させるためにも、それをコントロールし、チューンアップしていくためのインターフェースが非常に重要だと思われます。
D (Dashboard、ダッシュボード)
ExO組織は膨大なデータを測定・管理するシステムを有しそれを組織内で広く共有しています。それにより、組織がどこに向かっているかが明確になるのです。
E (Experimentation、実験(仮説検証))
ExOがイノベーションを自ら起こしてくのに最も重要な要素がこの実験(仮説検証)のプロセスです。リーンスタートアップ、MVPといった考え方が定着し、それを確実に行い、支援する仕組みがあります。
A (Autonomy、自律型組織)
ExOは組織として自律型であります。無駄な承認スタンプラリーを通るようなことは一切ありません。現場で決めて現場で判断できる。このような組織文化はオープンで開放的な文化を生み結果として従業員満足度が上がります。
S (Social Technologies、ソーシャル技術)
ソーシャル技術は一時期バズワードでした。しかし、ExOと言われる組織は例外なくソーシャル技術を内部に対して展開しています。例えば、Slackや、テレプレゼンスなどは良い例でしょう。