【GL思考】リサーチスキル③ | コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

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グローバルリーダーになるための思考力の3回目です。

今回からはいよいよリサーチの手順を追いながら、実際の中身の話に入っていきたいと思います。まずはリサーチの基本的なプロセスから定義しましょう。



リサーチの大まかな手順は目的の設定⇒仮説の構築⇒仮説の検証という流れとなります。
リサーチをする理由は何かわからないことを、”わかる”ためにその行為をするわけですが、グローバルリーダーとして大事なリサーチは「いかに効率的・効果的に調査」をできるかです。

そのような観点から、可能な限りスコープをきちんと明確にし(目的の設定)、やみくもに調査せず、あたりを付けながら調査をする(仮説構築・検証)方法を推奨しています。

リサーチのためのリサーチではなく、何かしらアウトプットを出すための、手段としてのリサーチなので、可能な限りOutputを作成する時間を作るためにも、仮説検証型のリサーチスキルを習得するよいと思います。

今日は最初のステップである「目的の設定」の話をしたいと思います。
この目的の設定は、当然と言えば当然なのですが、リサーチを行う時に実はあまり重要視されていなく、目的を見失ったリサーチをされている方が多く見受けられます。

次のお題を例に、この目的の設定を重要性を考えてみましょう。

Q. 中国を調べなさい



さて、みなさんはこのお題を読んで、何を思ったでしょう。
Googleで「中国」と入れて検索してみる、Wikipediaで「中国」について調べてみる などなど。
または、実際に何を調べるのかわからないといった意見を持たれた方もいるでしょう。

そうです。「中国を調べなさい」と言われても、例えば「中国の文化」「中国の政治」「中国の経済成長」、はたまた中・米の国際関係など様々調べることができます。なので、目的を設定をしないと調査対象が決まらないわけです。

ではどのように目的の設定をするのでしょうか。
それはリサーチの依頼者・報告者(自分を含む)と目的を共有し、きちんと明文化をしてから、リサーチを始めることです。この行為をするだけで、リサーチの成功確率が大きく上がります。

この目的を設定するにも、私はWhat, Whyの「2W」を意識してリサーチに取り組むことが重要だと考えています。添付の図を見てみてください。

Whyがあれば、リサーチの方向性は決定しますし、Whatがあれば、リサーチの対象が明確化されていることがわかると思います。一方でリサーチの目的が定まらない場合(Whyがない場合)は、リサーチの結果が依頼者・報告者がイメージする内容と相違する可能性が高いです。一方でリサーチ対象を絞りきれない場合(Whatがない場合)も同様で、結果として依頼者・報告者がイメージする内容と異なり、リサーチが失敗するでしょう。それを避けるためにも必ず2W(What & Why)を設定する習慣をつけるといいでしょう。

またこの目的の設定をすると同時に、もう一つこのステップの中で習慣づけて頂きたいのが、リサーチスケジュールをドラフトレベルでも立てることです。

目的の設定をすることで、大体のリサーチスコープが固まり、スケジュールの見積ができるはずです。リサーチはやろうと思えば、永遠と時間をかけることができます。一方でリサーチの締切日は決まっているはずで、本来リサーチに掛けられる時間は限られはずです。どのタスクに、どれだけ時間をかけるのか/かけられないのか、かけるべきなのかを、リサーチのファーストステップ内で把握するといいでしょう。

今回は目的の設定の重要性について述べました。次回はリサーチの第2ステップである仮説構築について一緒に学んでいきたいと思います。