【読書】なぜローカル経済から日本は甦るのか | コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

外資系IT企業で働くコンサルタント&プレイングマネージャーのブログです。日々の雑感や読書日記を紹介します。

なぜローカル経済から日本は甦るのか (PHP新書)/PHP研究所

¥842
Amazon.co.jp


元産業再生機構COOで今は日系コンサルティング会社である経営共創基盤のCEOである冨山和彦氏の書籍。日本経済をグローバルな世界とローカルな世界に分けて捉えていくことを提案する、私にとってパラダイムシフトを起こさせてくれた良書である。

グローバルな世界とは、冨山氏曰く、オリンピック(国際ビジネス)の中で競合する世界であり、企業も人もグローバル標準で闘う必要がある。一方でローカルな世界は地方や県大会で上位を狙っていく世界であり、必ずしもグローバルと同じ土俵で戦う必要はない。よって日本の経済政策もグローバル・ローカル双方を意識して立案していく必要がある。と言ったところが私が理解した要旨である。

私も地方出張が多く、東京の経済とローカル経済の違いにうまく言葉では表せない違和感を持っていた。本書を手に取って、その違和感が少し整理することができた。日本列島は北東から南北に約3000km、経度だけ見ると北海道と沖縄では1時間20分程度の時差があります。地理特性も文化特性も異なる日本の個々の地域に、同じグローバル経済のルールを持ち込んでも効果がないことは自明である。そのような観点からすると道州制のような地方ブロック経済を創り、個々の地域にあった経済政策を打っていくことに価値があるのかもしれない。今年は地方創生が注目をされる年でもあり、本書は日本経済の枠組みを考える良き機会となった。