1月5日の仕事始め。各企業では様々な人事がなされています。
注目はIT企業の2つ。日本IBMとSAP Japanです。
日本IBMはドイツから招聘し、久々の外国人社長だったマーティン・イェッター氏がIBMグローバルのシニアバイスプレジデントに就任することから昨年末時点で2015年年初のトップ交代がアナウンスされていました。代わりに社長となったのが、内部昇格でポール与那嶺氏。ポール氏の日本IBM入社前までの略歴は下記の通りです。
1999年 4月 KPMGコンサルティング株式会社代表取締役社長
2006年 4月 株式会社日立コンサルティング代表取締役社長 兼 CEO
2010年 5月 日本アイ・ビー・エム株式会社入社
KPMG(後のべリングポイント)と日立コンサルティングの2つのコンサルティングファームでトップを務められた方です。
一方でSAP Japanでは昨秋生え抜きでかつとても若い福田氏が社長就任したことで、IT業界で大きな反響を生みましたが、本日SAP Japan会長として招聘されました。内田氏の略歴は下記の通りです。
2005年10月 ベリングポイント(旧KPMGコンサルティング) 代表取締役社長
2009年5月 プライスウォーターハウスクーパース コンサルタント 代表締役社長 など
ポール氏と内田氏はおそらくべリングで一緒の時代を過ごされていると思いますが、IT業界では今盛んにサービスイノベーションが叫ばれており、コンサル経営者の手腕に期待がかかっているのかもしれません。SAPグローバルは今回の人事について「日本企業の海外進出を多面的に支援してきた実績やM&A、新規事業立案、グローバル戦略などの経験を基にグローバルの視点に立ったコンサルティングの見識を有している」と話しており、IT業界におけるソフトウェアとサービスの垣根がますますなくなっていくことが予見されます。
プロ経営者と言う言葉が昨年から盛り上がっていますが、歴史的に見てもコンサルから経営者と言うキャリアパスはある意味で一つの王道であり、今回の人事はその王道を思い起こさせるものとなりました。