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IBMはコグニティブコンピューティングと言う言葉を使って、次世代のコンピューティングのあり方について検討を始めている。日本IBMの代表取締役社長であるマーティン・イェッター氏は、「コグニティブ・コンピューティングは、コンピューティングの発展の歴史の中で第3世代にあたります。コンピューターはデータを数えるための計算機として誕生しました。これが第1世代です。やがてOSやソフトウェアが作られ、プログラムによって動く第2世代へと進化してきました。そして今、コンピューター自身が学習する第3世代へと移ろうとしているのです」と説明している。
このコグニティブコンピューティングとも大きく関連するのが、本書のテーマとなっている「人工知能」(AI)である。本書では人工知能に関して、対談形式で非常にわかりやすく解説をしてくれている。特に興味深かった点について備忘的に書き記したい。
- 人工知能学会ではここ何日か、知り合いに会うと挨拶代わりに「地球派?宇宙派?」と聞いているような状況でした。
⇒ 宇宙派とは人間を人工知能を生み出すための手段として捉える。一方で地球は人間が人工知能を作っていこうとするグループ。哲学・倫理に触れるところで非常に興味深かった。
- IBM予測ソフト「ブルークラッシュ」
⇒ 引用:ブルークラッシュ=IBM社が開発した予測分析ソフト。導入されたメンフィス警察の管内では、犯罪発生が予測される地域に人員を重点配置することで、重大犯罪が30%、凶悪犯罪は15%減少したとする報告もある。
- シンガポールでは国単位で政策に関するA/Bテストを繰り返している。
⇒ この政策を実施すれば、こういう変化が起こるんだという理解度を高めるアクションをシンガポールでは実施。これをビトウィンネス国家と呼ぶ。
*これからは、ビトウィンネスが高い国が強い。資源も技術もなく数百万人規模でPDCAが回せ、「ポジショニングがすべて」というシンガポールやドバイなど。