インドのMBAに関するニュースである。MBAの価値の一つとして、卒業後によりよいお給料をもらえる、職に就けるといったものがこれまで挙げられてきた。しかし、これは日本における高学歴者が必ずしもビジネスシーンで活躍しないのと同じように、MBAを例え取ったとしても、その人自身に価値があるかないかは、実際の現場でどれだけ活躍できるかにかかっているということだろう。本質に近づいてきている気がする。
インドでMBAブームに幕、経済失速で卒業生にも格差
2012年 09月 10日 12:17 JST 記事を印刷する | ブックマーク | 1ページに表示
[ムンバイ 10日 ロイター] インドで過去5年にわたって続いてきたMBA(経営学修士)ブームが、ここにきて急速にしぼんでいる。経済の失速を受け、高額な授業料を払ってMBAを取得しても、高収入な仕事が保証されなくなったことが背景にある。
格付け機関クリシルによると、MBAコースを提供しているビジネススクール約140校が、年内に閉鎖するとみられている。2006─07年に15─20%だった欠員率が2011─12年は35%に上昇するなど、ビジネススクールでは定員割れの傾向が強まっているという。
2004年に開校したASMAインスティチュート・オブ・マネジメントのアンシュル・シャルマ校長は「ブームは終わった」と明言。ビジネススクールは生き残りに尽力しているのが現状だと述べた。
2012年3月までの5年間で、インド国内で履修できるMBAはそれまでの4倍となる35万2000コース以上に拡大した。しかし、インド経済が1─3月期に9年ぶりの低成長に鈍化し、特に金融業界の低迷が目立つ中、一流校以外では学生集めにも苦戦している。トップ20校を除くと、ビジネススクールを卒業後すぐに仕事に就けた学生は3割未満にとどまるという。
就職情報サイトのMyHiringClub.comによれば、インドの一流ビジネススクール卒業生の平均初任給が年間180万ルピー(253万円)なのに対し、それ以外のMBA取得者の初任給はその4分の1程度にとどまるなど、学校間格差も顕著になっている。