私が運営に関わらせて頂いている母校のキャリアセンターの課外講座「グローバルリーダーカレッジ」にて、7月に約2年半のプログラムの集大成となる、プロジェクト最終報告会がありました。
このプロジェクトは学生の自己変革を目指すプロジェクトとして「Revolution Project」、略してRevopro(レボプロ)と呼んで、開講されています。
このRevoproは、大学3年生の春学期に2ヶ月-3ヶ月かけて行うプロジェクトベースのプログラムです。毎年ある地域の「構造的問題を発見し、その解決策を経営的見地から解決せよ」というテーマで学生の方々に取り組んでもらっていますが、今年は「日本を除くG8」の一国を選び、4チームがその国の本質的課題を挙げて、どうやったら経営(ビジネス)という視点の解決策があるのかを精一杯考えてもらいました。
このプログラムの特徴はいくつかあるのですが、一点目に社会人アドバイザーが各チームについて、レビューをするところにあります。少し年の離れた年上からレビューをもらうことは学生にとって新鮮でもあり、また年も近いのでディスカッションもできるのが良い点です。
また最終報告会では大学教授、社会の一線で活躍されるビジネスパーソンをお呼びし、かなり活発な質疑応答の中で報告会が進められます。これも得がたい経験かと思います。
そしていろいろな学部から集まったメンバーが、一つの国のことを真剣に考えることで、その国に言ったことがないメンバーでさえも、このプロジェクト後でもその国のことに興味を持ち、世界に視点を向けられる点は非常に有益であると考えています。
今年で4回目を迎えたこのプロジェクトですが、素晴らしい発表の数々でした。「ロシアの医療コングロマリット」「イタリアのリキュール仲介業」「イギリスの大麦ビジネス」「ドイツの地熱発電」。答えのない課題の中でどのチームも最後までやりきってくれました。
学生の皆さんの真摯な姿にただただ感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。