■ クリティカルシンキングを行う上でのポイント
クリティカルシンキングを行う上で、2つポイントがあると考えている。一つが「出発点を疑う4つのポイント」、もう一つは「ゼロベース」である。
1. 出発点を疑う4つのポイント
これは事実(Fact)を疑うということと等しい。特に、
1. 常識を疑う
2. 記憶を疑う
3. 専門家の意見を疑う
4. 数字を疑う
ということである。今回の原発危機の際に、これほどまでにクリティカルシンキングは必要なのかというくらい、情報の錯綜が発生していた。ある専門家は「放射能は問題ない」という一方で、「もうまずい状態だ」など。これでは一般市民は右往左往してしまう。結局は自分が正しい道を判断するしかないのである。
この4つの項目を「疑う」という習慣を持つことが重要である。
但し、あまり意識しすぎると疲れてしまうのでご注意を。
2. ゼロベース
ゼロベースとは、「既存の習慣や常識にとらわれることなく、それらの概念をまったく取り払ってゼロの状態から事象を捉えること」である。人間は何らかのバイアスを抱きながら、物事を見てしまう。これは自身の思想や経験に影響されてしまうのであるが、そうすると色眼鏡で判断をしてしまう。
まず頭を真っ白にしてみると、何か違うものが見えてくるかもしれない。