| 忘却の整理学
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外山滋比古
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『思考の整理学』で有名な外山滋比古氏の最新刊。
「忘却」=忘れるという、一見ネガティブな行為を肯定的に捉え、良い思考をするには「忘却」をすることの必要性を説いている。「忘却先行、思考追随」という言葉で本書を締めくくっているが、私自身も久々に刺激を受けた一書であった。
皆さんも体験があるかもしれないが、昨晩まで必死に考えていたことが、その翌日になるとふと解が見つかることがないだろか。これを外山氏は、寝ている間に「忘却」をしたことが功を奏していると述べている。
ゼロベースになって考えることが創造的思考のために大事であると私の講座でも述べているが、この忘却という行為は正にゼロベースの意と類似するであろう。
学習をする全ての人々に有益な一書である。
| 思考の整理学 (ちくま文庫)
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筑摩書房 1986-04-24 売り上げランキング : 34 おすすめ平均 ![]() 大切なことはメモしない 時代にそぐわない エッセイとして面白いAmazonで詳しく見る by G-Tools |


整理学の続編???
忘却の大切さを考えさせられます

エッセイとして面白い