【読書】ハイ・コンセプト | コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

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ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 大前 研一

三笠書房 2006-05-08
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ひさびさにわくわく感のある読み物。

大前研一訳で著者ダニエル・ピンクという人物である。本書をすべて鵜呑みにするのではなくて、批判的に、つまり「それって本当なの?」という視点で読んでいくと理解が深まっていく。要旨としてはこれからはこれまでの左脳的な考えをしていた人物、つまりサイエンスや合理的、論理的という特性だけでなく、右脳的な人物が好まれる。この右脳的というのは、芸術的、感情豊かといった言葉が当てはまるだろう。つまり今まで足りていないとされた左脳的人間だけではもはや通じず、左脳+右脳的な人間が求められるということである。


著者が主張する右脳的人間は下記の6つのセンスを持っていると意義付けている。


1.「機能だけでなくデザイン:感情に訴えかけてくるものを創る能力」
2.「議論よりは物語:相手を納得させる話ができる能力」
3.「個別よりも調和:バラバラなものをひとまとめにする能力」
4.「論理ではなく共感:人間関係を築き、他人を思いやる能力」
5.「まじめだけでなく遊び:仕事にも人生にも遊びを取り入れる能力」
6.「モノよりも生きがい:目的、超越、精神の充足を追い求める能力」


今帰る途中。少し忙しくなってきた。