なぜNancy? その2 湖水地方
アーサー・ランサム全集のうち,半分くらいはイギリスの湖水地方を
舞台としています。
湖水地方といえば、ビアトリクス・ポターの「ピーターラビット」で
とても有名ですね。
彼女のおかげで、この素晴らしい景観が当時のまま残されていると
言えると思います。
アーサーランサムは、ウィンダミア湖とコニストン湖の両方の
よいところをまぜて、上の挿絵のような湖にしました。
ですから、挿絵に書かれている場所は実在の場所がかなりあります。
例えば、お話の中で一番大切な島ー「ヤマネコ島」は
コニストン湖にある島をモデルにしています。
はじめて、Google Earth でコニストン湖に行き、
「ヤマネコ島」を「発見」した時の感動といったら!!!
挿絵そのままです! ひみつの港も!
2007年の6月、偶然にも、銀座の教文館の6F ナルニア国 ナルニアホールで
アーサーランサムクラブ主催による
「アーサー・ランサムの世界~海とキャンプと冒険と」の写真展が
開催される事を知り、わくわくしながら行ってきました。
本の挿絵と同じ場所の写真を、挿絵と対にして、展示してあって、
もう、まさにそのとおり!
小さな可愛らしい写真展でしたが、私にとっては、かけがえのない「時」が、
「思い」が 一瞬にして溢れ出てきて、私の周りを取り囲みました。
時間は一定でもあり、またそうでないような・・・
この写真展でに触れ、私の中に、湖水地方、そして、
ノーフォーク湖沼地方への思いが~いつか行きたいという小さい頃の~
再び募ってきました。
今まで、外国には何回か行くチャンスがあり、いくつかの国に行きましたが、
なぜか、イギリスには行かれず・・・今回、心新たに、「きっと!」と
思ったのでした。
私が本の中の場所を現実に目にする事を可能にするのは、
ビアトリクス・ポターが湖水地方の広大な土地を買い取り、
それをナショナルトラストに寄付したことにより、その素晴らしい風景が
そのまま残されているー からだと思います。
この美しい地球には、それぞれの大切な、たくさんの、
「そういう場所」があると思うのです。
なぜNancy? その1
なぜ、Nancyなのか・・・
ハンドルネームのNancyから、すぐ分かった方は、
かなりのアーサー・ランサムファンだと思います。
小さい頃、本を読むのがとても好きでした。年の離れた姉がいるので、
かなり小さい頃から、本に触れる機会がありました。
特に冒険や探検、シャーロックホームズなどの探偵、推理もの。
「若草物語」で有名な、オルコットの作品や、
「長靴下のピッピ」や「カッレ君シリーズ」などリンドグレーンの作品、
「エミールと探偵たち」や「飛ぶ教室」「点子ちゃんとアントン」などの
ケストナーの作品も大好きでした。
それぞれの作品から溢れ出る、生き生きとした子どもたちの様子。
読んでいるというより、まさに物語の中に一緒にいたのです。
その中で、一番好きだったのは、そうです!
アーサー・ランサム全集! この作品は、姉妹のなかで、私だけが好きでした。
イギリスの湖水地方を舞台にした、子どもたちの物語です。
心躍る冒険のものがたりー帆走と探検と海賊と・・・
ディンギーやクルーザーなどの帆走も、とても具体的でした。
必死に注釈を読みながら、一緒に冒険をしていたのです。
この全集は、ウィンダミア湖とコニストン(coniston)湖を合わせた、架空の湖を主な舞台として、ノーフォーク湖沼地方、スコットランドなどでの
子どもたちの休暇の様子が描かれています。
その中で、一番好きだったーおそらく、この全集のファンのかなりの方もー
Nancyという女の子の名をハンドルネームにしました。
永い間、心の奥のひきだしに大切にしまわれていた、宝物~この思いが
急に外へ飛び出してきたのは、ちょうど1年くらい前の
ある写真展がきっかけでした。
つづく
横浜市イギリス館
イギリス館へ行きました。
青い空と緑がきれい。
さあ、入りましょう!
玄関を入るとこんな感じです。
左奥のホールでは、小さな演奏会が開かれていました。
2階に行く途中、入り口の方を見下ろしてみると・・・
2階には素敵なお部屋が。
光がきれい。。。
こんなサンルームで,ゆっくりお茶を楽しみたいですね。
丸窓がとても可愛らしいお部屋。
横浜市イギリス館は、昭和12(1937)年に英国総領事公邸として建築された
建物です。昭和44(1969)年に横浜市が買い取り、
平成2(1990)年横浜市指定文化財となり、
平成14(2002)年からは、一般見学もできるようになりました。
山手西洋館マップより
森山直太朗のコンサートツアー 2008「諸君!?」
もうかなり前のことですが
6月7日、森山直太朗のコンサートに子どもと行ってきました。
場所は東京国際フォーラム ホールA
子どもは森山直太朗が好きで、新しいアルバム、「諸君!?」もよく聞いています。
今回のコンサートツアーは、この「諸君!?」からの曲が中心だと思う と聞いて、
代表的な曲しか知らない私は、内心、「さくら(独唱)」を歌ってくれないかな~と
思いながら、東京国際フォーラムへ向かいました。
若い方達がやはり、ほとんどでしたが、
かなりの年齢の幅があります。
色々な層に、人気があるのですね。
彼のトークで、「6歳くらいのお子さん
から~おじいちゃん、おばあちゃんくらいまでの方が来て下さって~」なんて言っていましたから。
そして、見事に、皆が楽しめる、素晴らしいステージだったと思います。
はじめは、アップテンポの曲で、皆、総立ちです!
慌てて,私も~ 新しいアルバムから数曲。
途中からしっとりとした曲、数曲が続きます。
彼が座ると、皆も静かに聴き入っています。
「愛し君へ」 「声」
そして、セルフ・カバー曲の「花」
私の知らない曲もありましたが、
途中に楽しいトークあり、曲中に、皆も参加出来る、”コール&レス”ありで
楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまいます。
最後の方には、総立ちで上記の”Q・O・Lタオル”を皆で高く掲げて歌う曲も
ありました。皆、楽しそう。子どもも嬉しさ満面。
そして、とうとう最後の曲、「諸君」です。
思っていたより以上の素晴らしいステージでした。
最後の音が消え、舞台に誰もいなくなり、でも、期待に満ち溢れたあの時間。
暗い中、次第に沸き起こる、拍手と、「直太朗」コール!
現れた時の会場の熱気。
そして、アンコール曲は 「さくら(独唱)」
のびやかで、どこまでも澄み渡るその歌声は、会場の熱気を一瞬にして、
涼やかなる森のごとくに変えたのでした。
思いもかけず、もう一曲 歌ってくれました!
「生きとし生ける物へ」
最後、深々と、本当に皆に深々と、おじぎをして、舞台のそでへと消えました。
この全国ツアーはまだ続いていて、今、まさにこの時間、鳥取県で
行われています。このあと、島根、高知、高松、宇都宮、神戸、福井、那覇で
そして、東京では7月23日と24日に追加公演が渋谷であります。













