早稲田大学韓国学研究所連続講座
「文化でみる韓国」第一回
「K-POPは日本人の韓国観をどのように変えたのか?」古家正亨氏。

制服で駆け付けた女子高生はじめ、
20代前後のKポファンの聴講者が多かったです。

以下、印象的な部分のメモ。

1) 演歌からOST、そしてK-POPと言われるアイドルへ

→日本人のアジア蔑視、脱亜入欧、日本はアジアの欧米という意識から
日本に来た韓国の歌手は当初ポップスではなく演歌を歌うことに。
今でも潜在的に、潜在意識では
日本の方がほかのアジアよりロックやポップスでは上と思っているが
実際はそんなことはない。

2) 徹底した現地化の功罪

→欧米のアーティストは英語、原語で歌うのに
韓国のアーティストが日本語で歌うのは
日本人の差別意識がまだ残っているから。

3) 2010年以降のK-POPの地位確立は日本人の韓国観にどのような影響を与えたのか

→2009年位までも日本には韓国のエンタメを低く見る、差別意識があったが...

4) K-POPのおかれている現状

5) 今後日本におけるK-POPは

1)については...
先日読んだ田月仙氏の「K-POP 遥かなる記憶」とも重なった。
日韓文化交流基金講演会源流シリーズ第三弾「K-POPの源流」も。

カン・スジ、S.E.S.、BoA、東方神起...
ソテジ はどうして言及されないのかしら...
(日本デビュー時に写真撮りました♪
当時のヤン社長も( *´艸`)

そして
3~4年前から感じていた...
EXILEやJ事務所の曲がK-POP風の作曲、曲風、メロディになっていること。
例えば今年今流行っている曲では
三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの
「S.A.K.U.R.A.」がSME風の楽曲。
一瞬SHINeeの曲?と思ってしまうような音、メロディライン。

調べてみると「S.A.K.U.R.A.」作詞作曲のSTYは
かつてSHINee「Lucifer」の詞を担当。
その頃日韓「交流」があったのかしら。

古家氏によると、
現在作曲はコンペ制になっていることが多く
K-POPが流行っているからと
コンペでK-POP風の曲を採用しているのではないか、と。

チョー・ヨンピルも海外作曲家を採用
一方、
韓国の作曲家も日本のアーティストにたくさん曲を提供しているそう。
作曲の国境は、垣根はだいぶ低くなっているもよう。

J-POPの良さも変わらず残っていてほしいけれど...
2010年、翼広げ過ぎ!?J-POP詞

おススメ!?気になるK-POP作曲家は
Sweetuneだそう^^*
Sweetuneについては時々書いていました...♡
2011年
2012年

K-POP作曲分析
すこしだけして しまっていました...

以下は講座とはべつに、徒然に...

K-POPとその影響は
音楽だけでなく
ダンスとカバーダンス文化、
すっかり日韓ちゃんぽんになったKポファンの日常会話、
Kポ用語や韓国情緒をまじえた会話
pidgin, Creole ピジン、クレオール な言語)、
ファッション、
寄付文化やシンパシーあふれる韓国的情緒 の伝染、
ファン・アート(ファンによる二次創作物、創造力!)等
いろいろな分野に広がっている気もするけれど...

今年6月にベルギーで開催される
クラシックの祭典(B-Classic, classicalcomeback)はプロモーション映像に
なんとK-POPダンスを採用!

カラヤン指揮、ウィーンフィル演奏による
ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」 に合わせて5人の女性が踊るPV(K-POP!)に
目を釘付けにされていると...
最後のオチ、punchlineがクラシックをふだん聴かない人には
強烈な一撃!?になるかも(๑´ω`๑)
カラヤン×K-POP来ましたね...まさに新世界

(PSYのGangnam Styleはオペラバージョンも出来ていました。
PSY Gangnam Style Opera

Dvořák Symphony No.9 Allegro con fuoco

Dvorak - Symphony NO 9 in E-Minor
From the new world - Smetana The Moldau
IV Allegro con fuoco.
Herbert Von Karajan & Wiener Philharmoniker
Deutsche Grammophone - Universal Music


さて、
李鍾元(前 立教大学教授)所長のもと発足した
早稲田大学韓国学研究所ですが...
韓国クラスタとしては
さまざまな機関が
多様な視点でシンポジウムや講座を開催してくれる機会が
増えているのはたいへんうれしいところд ・)
これも韓流の余波、副産物か、
東アジア力学変動の予兆としてか...

姜尚中氏が率いていた東京大学大学院情報学環 現代韓国研究センターも
外村大教授はじめ錚々たるメンバー。たまにシンポジウム等に参加しています。
韓国文化院の講演会
日韓文化交流基金の講演会
コリア・コロキュアムの講座
興味深い内容ばかり。

選択肢や機会が増えたのはほんとうによいこと、
良い時代だなぁと思います(✿╹◡╹)ノ

buzz KOREA

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