初めてだけど懐かしい | りんご畑の菓子工房「千果」のブログ

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長野ではりんご作りの修業中、東京の工房ではお菓子作りと販売。
長野での工房設置を目指して準備中です。

こんばんは。千果です。


だんだん寒くなってきましたね。実家のりんごの収穫は、


14日から始まります。


今年は残暑がなかったせいか、かなり早いです。


そして今日紹介したいのはこちら。


りんごより一足先に収穫されます。


東御市のくるみです↓


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東御市は軽井沢の近くで、くるみのほか、ブルーベリーも


とれますよ。もちろんりんごも。


だけどなんてったって、くるみが有名なのです。


今年、初めてお取り寄せしてみました。


そして殻から出さなきゃねー


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片方がお皿みたいになっているペンチ、これが


和くるみ用の道具だそうで。


くるみの45度の方向、割れ目に刃をあてて・・・・


SN3Q0565.jpg

ちょっとはさめば、パカッと割れます。


そんなに力はいりません。


きれいに殻から取り出して、皮をむいて、ローストします。


どんなお菓子になるか??


それはまた今度ご紹介しますね。


ただいま頭の中で模索中なので(笑)



肝心な味ですが・・・・


あっさりだけど深みがあって、うまみがありますよ。


新鮮なうちに使いたいなー


東御のくるみは初めてですが、一口食べて、懐かしくなりました。


子供の頃、母の実家で、庭にあったくるみをとって食べたのを


思い出しました。今まで一度も思い出さなかったのにね。


木の下にごろごろ落ちていて、こんなにキレイじゃない、武骨な


感じのくるみ。祖父がそれを持ってきて、大きめの石でゴンって・・


もちろん、くるみはグシャッとなったけど、妙に美味しくて。


いっぱい食べてたら、「そんなに食べたら鼻血が出るぞ~」って


祖父に笑われたっけ。



舌の記憶って、絶対なくなりません。不思議なものですね。


小さい頃、祖父母はいっぱいこういう思いをさせてくれました。


お金じゃなくて、手間ひまをかけたもの。土地のもの。旬のもの。


それが私の舌に残っている財産です。


これがなかったら、今の私はいないかもしれません。


本当に感謝です。


リンゴリンゴ