受験の天王山、夏休みも終盤を迎えました。

夏期講習も佳境です、頑張ってください!

 

今回は6年生後期の模試について、

サピックスオープン*の受験のススメです。

(*合格力判定サピックスオープン)

 

特にSAPIX生以外の他塾在籍生で、

「N/Y63以上の難関校」を

志望する受験生にオススメしたいです。

 

今年の受験生含め、後進の皆さま向けに

参考情報として綴っていきたいと思います。

 

 

■受験を勧める理由

サピックスオープンの受験を勧める理由は、

何より【合判資料】を入手できるからです。

 

【合判資料】で掲載される情報は、

 1.主要な中学校の志望者数情報

 2.志望者増減が大きい学校情報

 3.80%判定の男女別偏差値表

 4.50%判定の男女別偏差値表

 

1.主要な中学校の志望者数情報

この情報、保護者としては垂涎モノです。

各学校の志望者数について、

偏差値2刻みの分布表で閲覧できます。

 

2.志望者増減が大きい学校情報
昨年同時期のサピックスオープン対比で、

志望者数の増減が大きい学校を一覧化。

「激戦校」と「穴場校」を教えてくれます。

 

3.80%判定の男女別偏差値表
4.50%判定の男女別偏差値表

SAPIXは偏差値表を公表しないため、

他塾生が偏差値表を入手するには、

サピックスオープンを受ける必要があります。

 

超私見ではありますが、

【合判資料】で最も価値がある情報は、

50%判定の偏差値表だと感じています。

 

中学受験は情報戦の側面もあります。

サピックスオープンの【合判資料】は、

保護者目線の有用性は至高だと思います。

 

 

■50%偏差値表の活用

中学受験における各学校の偏差値は、

基本的に80%偏差値で語られます。

 

しかしながら、

6年生後期に受験校を検討していく際、

50%偏差値が真価を発揮してくれます。

 

至極当然の話ですが、50%偏差値は

2回受験すると1回合格するということ。

合格ラインと実力拮抗状態ということです。

 

80%偏差値に届かなかったとしても、

50%偏差値に届いていれば、

受験本番で十分に戦えると言えます。

 

具体例として、アサの受験校における、

23年度の第4回サピックスオープンの

80%と50%偏差値の一覧表です。

 

●80%偏差値と50%偏差値

 

合格者数が多い学校(受験回)は、

80%と50%偏差値の差が広がります。

 

合格者数が少ない学校(受験回)は、

必然的に50%偏差値が高くなります。

 

上図の50%偏差値から言えることは、

 「桜蔭=豊島岡1回」

 「渋渋1回>桜蔭」

 「豊島岡2回>筑附」

 

KKGGの勝手な思い込みは↓でした。

 「桜蔭>豊島岡1回」

 「桜蔭>渋渋1回」

 「筑附>豊島岡2回」

 

50%偏差値=合格ラインとした場合、

80%偏差値とは印象が異なります。

50%偏差値表には驚嘆が隠れています。

 

 

■所感

よく耳にしますが、本命校の受験において、

持ち偏差値が80%偏差値を超えている

受験生は全体の3割しかいないそうです。

 

ということは、80%偏差値未満の受験生で

残り7割の椅子を争っているということです。

 

どの学校を併願するかを検討する際には、

50%偏差値表もぜひご参考に。

 

50%偏差値表を入手するためにも、

サピックスオープンの受験はオススメです。

 

後進の皆さま、ご武運をグラサン