アサが受験した各中学校について、
合否の結果報告だけで終わるのではなく、
後進の皆さまへの情報共有を目的として、
振り返り記事を綴っていきたいと思います。
受験した6校を受験順に綴っていきます。
今回は、筑波大学附属中学校。
■過去問の演習結果
●4科目得点と得点率
23年度:129点(86.0%)
22年度:130点(86.7%)
21年度:113点(75.3%)
●合格最低点対比
23年度:+25点
22年度:+14点
21年度:+9点
過去問演習の進捗報告ブログの中で、
B校として記載していたのが筑附です。
上記の合格最低点は、
筑附が公表している合格最低点から
報告書点として34点*を引いた点数を
学科試験の合格最低点と仮定しています。
(*報告書点の得点率を80%と仮定)
筑附の過去問は時間との戦いです。
問題数が多く、時間が短い、スピード勝負。
アサは21年度を解いた手応えから、
残り2年度分は下記作戦を試していました。
算数は問題をざっと見て、
解けそうな問題からどんどん埋める作戦。
面倒と判断したら即座に飛ばしたようです。
国語、社会、理科は記述問題を後回し、
記述以外の問題を全力で解答していき、
時間があれば記述問題に取りかかる作戦。
■模試の判定結果
●合格力判定サピックスオープン
第1回:60%
第2回:60%
第3回:70%
第4回:60%
筑附はサピックス偏差値62。
合格力判定SOは60~70%で推移。
上記に加えて、報告書点の加点状況により、
プラスマイナス20%は変動すると思います。
■入試本番の手応え
アサの受験後の感想は、
「算数の問題数が増えて終わらなかった」
「他の教科は過去問と同じ感じ」
スピード勝負のテストのため、
集中力を使い果たし疲労困憊の様子でしたが、
「やれることはやった」雰囲気もありました。
■所感
受験後、アサに勝因を聞いたところ、
「スピード勝負に向けた作戦を練ったこと」
「報告書のために体育を頑張ったこと」
この2つが良かった点と話していました。
筑附の特徴は報告書点にあると思います。
配点42点は全得点の22%に及びます。
特に女子の受験生の場合、
報告書の平均点が高いことが予想されるため、
特に副教科の成績に注力すると良さそうです。
アサは苦手な体育が足を引っ張らないよう、
恐怖の台上前転を必死に練習したとのこと。
学科試験で大きな差をつけるのは至難の業。
報告書点への尽力は勝ち筋かもしれません。