アサが受験した各中学校について、
合否の結果報告だけで終わるのではなく、
後進の皆さまへの情報共有を目的として、
振り返り記事を綴っていきたいと思います。
受験した6校を受験順に綴っていきます。
今回は、桜蔭中学校。
■過去問の演習結果
●4科目得点と得点率
23年度:205点(64.1%)
22年度:238点(74.4%)
21年度:211点(65.9%)
●得点率65%(208点)対比
23年度:▲3点
22年度:+30点
21年度:+3点
過去問演習の進捗報告ブログの中で、
D校として記載していたのが桜蔭です。
桜蔭は合格最低点が非公表のため、
過去問は得点率65%(208点)を
ベンチマークに設定して演習していました。
桜蔭の出題傾向は、
国語と算数が非常にクセのある出題で、
社会と理科は難関校として標準的出題。
アサは対策授業と過去問演習を通じて、
国語は安定するようになりましたが、
算数は最後まで乱高下がありました。
これは難易度が非常に高いことに加えて、
途中の計算や解答が汚い数値になるため、
疑心暗鬼に陥って失敗するとのことでした。
■模試の判定結果
●合格力判定サピックスオープン
第1回:70%
第2回:70%
第3回:70%
第4回:70%
●学校別サピックスオープン
第1回:不合格判定_40%
第2回:合格判定_70%
桜蔭はサピックス偏差値62。
合格力判定SOは4回とも70%。
学校別SOは2戦1勝1敗。
■入試本番の手応え
アサの受験後の感想は、
「算数しっかりできたと思う」
「他はいつもの過去問どおり」
アサは算数に手応えがあった様子で、
彼女にしては非常に珍しいのですが、
自信のあるにこやかな笑顔でした。
手応えと結果が比例しやすいアサですが、
桜蔭入試では本人は合格を信じていて、
結果は不合格という残酷な反比例でした。
合否結果を後日確認と約束しておいて、
本当に良かったと今でも思ってしまいます。
■所感
アサの敗因は算数だと推察しています。
アサの感想から察するに、
過去問演習よりも解きやすく筆が進み、
「計算ミス誘発→大問(1)でミス発生
→芋づる式に大問の小問を全て落とす」
といった状況だったと思われます。
過去問演習の段階から感じていたのは、
桜蔭の算数が最も安定させることが難しく、
安心感を持てる雰囲気が無かったことです。
桜蔭入試で当落線上にいる受験生にとって、
得点差がつく教科は算数のみだと思います。
他教科は差がつかず、算数決着の様相です。
ご縁はいただけませんでしたが、
桜蔭とガチンコ勝負ができる状態までに
学力を仕上げて、リングに上がったことは、
アサの一生モノの財産になったと思います。
■余談
不合格という結果に直面した後、
東大軍師さんのコチラの記事に支えられ、
何度も読み返して安心感をもらいました。