アサが受験した各中学校について、
合否の結果報告だけで終わるのではなく、
後進の皆さまへの情報共有を目的として、
振り返り記事を綴っていきたいと思います。
受験した6校を受験順に綴っていきます。
今回は、浦和明の星女子中学校。
■過去問の演習結果
●4科目得点と得点率
23年度:275点(91.7%)
22年度:262点(87.3%)
21年度:278点(92.7%)
●合格最低点対比
23年度:+72点
22年度:+76点
21年度:+76点
上記3年度分は第1回入試の過去問です。
21年度分は夏期講習終了後に実施、
22、23年度は受験直前の1月に実施。
アサと明の星の過去問は相性が良くて、
各教科でほぼ9割ほど得点できていました。
この演習結果だけ見ると順調そうですが、
実は新6年生になった2月下旬に一度、
明の星の過去問にトライしたことがあります。
チャレンジ結果はというと・・・
国語6割、算数6割、社会5割、理科3割
合計160点弱、合格最低点▲40点超。
当時は残り1年で間に合うか心配でしたが、
9月には得点できるようになっていました。
この経緯から結果的に分かったことは、
6年生前半が未習範囲の補完期間であり、
得点力を伸長する時期だったということです。
■模試の判定結果
●合格力判定サピックスオープン
第1回:80%
第2回:80%
第3回:80%
第4回:80%
明の星 第1回はサピックス偏差値57。
80%偏差値は4回ともにクリア。
■入試本番の手応え
アサの受験後の感想は、
「算数失敗して、理科も難しかった」
「国語と社会は過去問と同じ感じ」
精緻な自己採点は行っていませんが、
算数と理科の2教科で過去問演習よりも
各10~15点ほど低い自己採点でした。
■所感
全教科ともオーソドックスな出題ですが、
大きな特徴は、全教科ともに分量が多く、
速読・即答力を強く要求されることです。
「標準的な問題を手早く解答するスキル」
女子御三家の中では、
女子学院に近い出題傾向かもしれません。
多少偏差値が足りない場合であっても、
問題の出題傾向が毎年安定していて、
入試対策がとりやすい学校ですので、
周到に準備すれば合格を狙えると思います。
熱望される場合に留意した方が良いことは、
第1回と第2回で出題傾向が異なる点。
全体的な出題傾向は共通していますが、
第2回では国語に記述問題が出題され、
算数は第1回より難易度が易しくなります。
第1回入試で合格を狙う方は、
第1回の過去問だけを演習した方が良く、
第2回入試まで視野に入れる方は、
第2回の過去問も演習した方が良さそうです。